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ラビスタ観音埼テラス 地元客利用増へ新施策 温泉と食事満喫、宴会プラン開始

タウンニュース

ラビスタ観音崎テラスの外観

東京湾を一望するリゾートホテル「ラビスタ観音崎テラス」(走水)がこのほど開業1周年を迎え、地元客の利用増に向けた新施策を打ち出した。忘年会や新年会シーズンに向けて日帰り温泉と地産食材を使った料理がセットになった宴会プランを開始。市外集客に加え、地域への発信を強化する。

同ホテルは2022年9月に閉館した観音崎京急ホテルを改装。全国でホテル事業を展開する共立メンテナンス(東京都)が既存の外観をベースに貸切温泉風呂を新設するなどし、翌23年8月に再スタートした。

ホテルは3階建てでホテル棟の客室数は60。従来の絶好のロケーションを生かし、優雅なキャンプが楽しめるグランピング施設を15室新設、京急時代から人気だった温浴施設「SPASSO」は当時の施設を踏襲した。

リニューアル後は首都圏を中心に県内外から集客があるといい、関口洋輔支配人は「夫婦やカップル、ファミリー層、幅広い世代にご利用いただいている」と1年を振り返る。一方、全国的な認知度向上や繁忙期をのぞく平日の集客が課題といい、利用客をリピーター化するための顧客満足度の向上にも注力する。

そうした中で新たな施策として展開するのが、地元客向けの宴会プランだ。リゾートホテルという市外向けの発信に加え、地元住民が利用できるコンテンツを作ることでさらなる誘客を図る。

特に食事は地産食材にこだわっているといい、ホテルでは三崎のマグロを始め三浦半島の魚介や野菜をふんだんに使用。「三浦半島は首都圏にあって食の宝庫。ホテルに毎月足を運ぶリピーターもいる」という。

宿泊客向けに隔週で実施している三崎の朝市ツアーも好評といい、地元客にも地産食材をつかった食事や東京湾を望む天然温泉露天風呂を楽しんでもらう。関口支配人は今後に向けて「地元の皆様に愛されるホテルを目指すとともに、観音崎の魅力発信に努めていきたい」と話した。

宴会プランは10人〜の要予約で1人1万円〜。

インタビューに応じる関口支配人。「三浦半島は食の宝庫。地産の食材を重視しています」

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