日野川での渓流エサ釣りで23cmヤマメをキャッチ【鳥取】塩焼きに舌鼓
鳥取県西部を流れる日野川。山陰の霊峰大山の麓を流れる美しい川だ。3月1日から渓流釣りが解禁となった。仕事の都合で行けなかったのだが、解禁日はヤマメがよく釣れていたとのこと。解禁から20日遅れで私の渓流シーズンもスタートした。
日野川で渓流釣り
3月20日、午前8時から日野川に出向く。朝方の気温は3度。大山は雪をかぶっている。水温もまだ低そうなので、水の中に入らずに岸からノベザオを伸ばして釣りをする。仕掛けは、6mまで伸ばすことができるサオにナイロンライン0.8号をチチワ結びで取り付ける。アタリが目でも分かるように目印を3か所に付けた。
そして、クッションゴムとイト付きのハリを結ぶ。エサを沈めるためガン玉をハリの上の20cmに打った。仕掛けの全長は3mほど。ハリのカエシをペンチで潰すと、魚からハリを外すときやトラブルが起きたときに楽になる。
エサはブドウ虫を使用。釣具店で購入できる渓流の万能エサだ。エサのつけ方はハリをブドウ虫のお尻の方から刺す。
転戦重ねて本命登場
日野川には多くの支流が存在する。釣具店で遊漁証を購入すると、日野川水系のマップがもらえる。支流の場所や釣り場などを確認することができるので参考にするといい。マップを見ながら中流域の支流へ。川幅が3~4mほどの小さな支流。過去に実績のある場所だ。
支流の下流から2時間かけて釣りのぼるもダメ。ここで監視員に声を掛けられたので近況を聞いてみる。「解禁日は、よく釣れていたが、雨が降って魚が流れてしまったかも。川幅のある支流の方がいいと思う。解禁当初のエサはイクラがいい」とのこと。アドバイスに従い、上流部の少し幅のある支流へ。
車で目ぼしい場所をランガンするも午後2時までダメ。ここでダメなら帰ろうと流れ込みに運命を託す。流れ込みからの深場には魚がついている可能性が高い。目印を深めにセットし、流れ込みから仕掛けを落とす。流れ着いた深場で仕掛けを張り、なじませる。ググっとアタリ。慎重に引き抜くと22cmのきれいなヤマメ。
23cm良型の姿も
帰り際に護岸された高い場所から狙ってみる。サオの長さが6mあれば届く。流れ込みから反転する流れに仕掛けを入れるとヒット。なかなかの引き。しっかりやり取りして、疲れさせてから慎重に引き抜く。23cmの良型。ここで納竿。
釣り場にはまだ雪が残り、低水温の中でも釣ることができてよかった。気温水温が上がって春が本格化すれば釣果もよくなるだろう。渓流シーズンは始まったばかり。これからが楽しみだ。なお、釣れたヤマメは塩焼きでおいしくいただいた。
<週刊つりニュース西部版APC・中濱友也/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース西部版』2025年4月11日号に掲載された記事を再編集したものになります。