脂肪燃焼に! 「サーモンとわかめの塩レモンスープ」のレシピ【脂肪肝専門医が考案】
日本人の成人の3人に1人が脂肪肝と推計される現在。肥満解消と脂肪肝・糖尿病改善のための専門外来「スマート外来」の担当医・尾形哲先生が、肝臓脂肪を落とすためにすすめているのが、「脂肪燃焼スープ」です。これは、鶏むねひき肉を使った「スープストック」を活用し、一食で必要なタンパク質をしっかり摂取できるスープのこと。先生の著書『肝臓から脂肪を落とす 脂肪燃焼スープ』(KADOKAWA)では、豊富な食物繊維と、代謝を高める食材を組み合わせることで、低糖質なのに満腹感が持続する脂肪燃焼スープの数々を掲載しています。今回はこの本の中から、体の内側から健康を取り戻し、元気な毎日を送るためのヒントをご紹介します。
※本記事は尾形 哲(著)による書籍『肝臓から脂肪を落とす 脂肪燃焼スープ』から一部抜粋・編集しました。
サーモンとわかめの塩レモンスープ
サーモンで脂肪燃焼!クエン酸が代謝をサポート
タンパク質20.4g、食物繊維4.7g、塩分1.9g、糖質5.0g
燃焼力を上げるカギ
高タンパク食品:サーモン
代謝スイッチ:クエン酸(レモン)
材料(2皿分)
BCAA スープストック......1/3 量(540ml)
サーモン(刺身用)(※)......120g
キャベツ......大2枚(160g)
冷凍さやいんげん......80g
乾燥カットわかめ......大さじ2
レモン(輪切り)......4切れ
塩......小さじ1/3
こしょう......少々
レモン汁(市販品可)......大さじ1
オリーブオイル......大さじ1
※サーモンはカットされた刺身用が使いやすい。柵の場合は1cm厚さに切る。
作り方
1.キャベツは食べやすい大きさにちぎる。
2.フライパンにスープストックとキャベツを入れて煮立て、さやいんげん、わかめ、サーモンを加えてふたをし、沸騰したら弱火で5~ 6分煮る。
3.塩、こしょうで味をととのえ、仕上げにレモン汁、オリーブオイルを加える。
4.器に盛りつけ、輪切りレモンをのせる。
脂肪燃焼のポイント
良質なタンパク質を含む「サーモン」は、筋肉量の維持や代謝アップに役立ちます。さらにサーモンの脂質はオメガ3脂肪酸"。脂肪の蓄積を抑え、内臓脂肪を減少させるように働きます。「わかめ」は食物繊維がたっぷり。腸内環境を改善するほか、食後血糖値の急上昇を抑えて、脂肪がつきにくい体作りをアシストします。「レモン」に含まれるクエン酸は、乳酸の分解を助けて疲れにくい体づくりをサポートします。