小鳩ミク「いつも以上に歌詞にじっくり取り組めましたっぽ!」本誌インタビューの一部を特別公開!
BAND-MAIDの表紙・巻頭特集で好評発売中のヤング・ギター2024年11月号。全90ページにわたり、5人のハード・ロック・ メイドと共に最新スタジオ・アルバム『Epic Narratives』の全貌に迫る一大特集では、全員インタビューに続いて各メンバーの個別インタビュー&機材写真も掲載。その中から当ページでは、バンドの創始者である小鳩ミク(g vo)のインタビュー冒頭を特別に公開! 全文および、他メンバーのインタビューは本誌にて。
INFO
ヤング・ギター2024年11月号:BAND-MAID“新章開幕:壮大な物語の始まり!!”
小鳩はSAIKIが書く歌詞が大好きなので
YG:今回の新作『Epic Narratives』には、小鳩さんが単独で初めて英詞を書いた「Bestie」と、ザ・ウォーニングと共作の英詞曲「SHOWTHEM」が収録されました。メンバーやスタッフとは、英詞をどう扱うかの議論はされたのですか? 今後、BAND-MAIDが英語の曲に本腰を入れて、積極的にやっていくべきかどうかとか。
小鳩ミク:「Bestie」に関しては、最初は日本語と英語をミックスしたいつもの感じで考えていたんですっぽ。でも、これはせっかくインキュバスのマイキー(マイク・アインジガー)が一緒にやってくれたから、(「Bestie」を)海外でやる時は全部英詞の方がいいんじゃないかっていう話もして。とりあえず日本語と英語の両方でやってみましょうってなったんですね。で、両方揃った時にやっぱりこの曲は英語だけでもいいかもしれないねっていうことになりまして。いつもは日本語を先に考えた上で、部分的に英語にしたりするんですけど、日本語で全部綺麗に出来上がった状態から今度はそれを全部英語にするっていうのは今回が初めてでしたっぽ。英語のニュアンスだとこういう風には言わないというのが多く出てきて、うまく意訳を入れたり、すごく苦労しましたっぽ。そういう苦労があった分、これだったら英詞で出してみたいなっていう気持ちにもなりました。そういう意味で、新しいチャレンジとして自分の中ですごく大きな刺激になりましたし、英語でも1曲書くことができた達成感もすごくありましたっぽね。
YG:英詞に関してはいろいろな意見があるとしても、海外ツアーではお給仕中もお給仕外でも、英語でコミュニケーションが取れた方がやっぱりいいですよね。そうしたコロナ禍後の海外ツアー経験が、英詞へのチャレンジに反映されたところもあるのでしょうか?
小鳩:それは大きいと思いますっぽ。海外ツアーではMCの8割ぐらいを英語でやっていたりするので、やっぱりそういう経験がなければこういう英詞を書きたいとは思わなかったですっぽね。やっぱり海外でマイキーだったり知り合いや友達が増えたのもすごく大きかったと思っていますっぽ。
YG:ちなみにBAND-MAIDは曲先行で、歌詞は後から書きますよね。今回、SAIKIさんが4曲も歌詞を書くようになったことで、今までのよ
に曲が出来てから一定の期間に大量の歌詞を1人で作らなければならなかった小鳩さんの負担軽減になったのではないかと思ったのですが?
小鳩:まさにそうですっぽね。SAIKIが「じゃあ私書くよ」って言ってくれて、それによって小鳩に1つ1つの曲としっかり向き合いながら書く時間があったので、いつも以上に歌詞に対してじっくりと取り組めましたっぽ。
YG:より時間をかけて、歌詞や言葉を練ることができたと。
小鳩:そうですっぽ。今までも部分的に書き直すことはあったんですけど、全体を書き直すっていうことまでは時間的にやれていなかったんですっぽね。でも今回は、一旦出来た歌詞を読み直してみて、すべて書き直した曲もいくつかあったので、そういう意味ではより突き詰めたものにできたなと思いますっぽ。
YG:作詞を分担できたおかげで、ギターに取り組む時間も増えた…ということはありますか?
小鳩:そうですっぽね。その分、ギターの練習をしっかりできたと思いますっぽ。制作期間中には横浜アリーナでのお給仕も入っていたので、そこでもよりステップ・アップした小鳩を観せることができたのかなって思っていますっぽ。
YG:小鳩さんからSAIKIさんに歌詞の書き方を教えたりということはありましたか?
小鳩:教えたことはないですっぽね。アルバムの中の曲で、「私はこれを書きたいけど、小鳩はどれを書きたい?」みたいなやり取りは結構してて。SAIKIから「こういう雰囲気にしようと思うんだ」っていうことも随時言ってくれましたっぽ。ただお互いの歌詞の内容に対してじっくり話し合うということはなかったですっぽ。やっぱりメインで歌うのはSAIKIなので、小鳩から「歌いやすいのはどっち?」とか「言い方的にどっちの方がいい?」とかは聞いたりしましたっぽ。
…続きはヤング・ギター2024年11月号でお楽しみ下さい。
(ヤング・ギター編集部)