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「石破総理は過去の自分と戦うことになる」パー券不記載疑惑で今後どうなる?

文化放送

10月4日(金) 寺島尚正アナウンサーがパーソナリティを務めるラジオ番組『おはよう寺ちゃん』(文化放送・月曜日~金曜日 午前5時00分~9時00分)が放送。金曜コメンテーターでクレディ・アグリコル証券チーフエコノミストの会田卓司氏と、旧石破派に浮上した政治資金不記載疑惑について意見を交わした。

寺島アナ「石破総理が代表を務めていた自民党派閥「水月会」(旧石破派)が2019年から21年に開いた政治資金パーティーの収入のうち、政治資金収支報告書への記載が義務付けられている合わせて80万円分を記載していなかった疑いがあることが分かりました。この不記載は、去年秋以降に他の派閥で相次いで発覚しましたが、石破派では確認されていませんでした。政治資金規正法はパーティー1回につき20万円を超えるパーティー券を購入した個人や団体について、名前や金額を収支報告書に記すよう義務付けています。朝日新聞が現在公表されている2019年から22年度収支報告書を対象に、パーティー券購入で石破派側に20万円を超える金額を支出していた政治団体の収支報告書と、石破派の収支報告書とを突き合わせました。2019年に健康保険政治連盟が48万円を支出していましたが、石破派側には収入が28万円しか記載されておらず、残り20万円分の記載がありませんでした。このような不記載が、2020年には20万円分、21年には40万円分あったと言います。旧石破派に不記載疑惑ということなんですが、これは会田さん、どうご覧になりますか?」

会田「石破首相はこれまで激しく政治資金問題を批判してきたわけですから、額は少額ですけれども当然説明が求められると思います。石破首相は、選挙などで野党と戦っていくことになるわけですけれども、過去、批判してきた自分と戦わなければいけないことになると思います」

寺島「そうですね。石破氏は、石破派のパーティーの収入について、去年12月のテレビ番組で「出も入りもきちんと載せているので、確認していただければ」と発言していました。また、自民党総裁に選ばれた9月27日の記者会見では、政治とカネの問題について「ルールを守る自民党でなければならない。守っているかどうか、国民が検証できる仕組みを作らないといけない」、このように話していました。こういう発言をしていたのに不記載が。これがもし事実だったとするならば、石破総理への信頼は低下するというか、もしかしたら失われかねないという、こんな状況になるんですかね?」

会田「一部の議員を「裏金議員」として悪者に仕立て、自らの地位・評判を上げていくという戦略をとっていたわけですから、当然ながら、そういう戦略が取れなくなれば信頼感が低下する、失われるということになると思います」

〈出典〉
旧石破派がパーティー収入80万円不記載の疑い 19~21年開催分:朝日新聞デジタル

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