容器がもう寿命かも。「キッチン泡ハイター」の意外と知らない“替えどきのサイン”「盲点だった…」
お掃除スペシャリスト(クリンネスト1級)の三木ちなです。家に1本は常備している方も多いであろう、「キッチン泡ハイター」。数分のつけ置きで除菌・漂白が叶う万能クリーナーですが、じつは寿命があります。ここでは、意外と知らない「キッチン泡ハイターの替えどき」をご紹介します。
盲点になりがちな「スプレー部分の劣化」
キッチン泡ハイターの薬剤は、「購入から3年」という使用期限の目安があります。これは、主成分の次亜塩素酸ナトリウムが少しずつ分解され、洗浄力が落ちるためです。
しかし、キッチン泡ハイターの寿命は薬剤だけではありません! 盲点になりがちなのが、「スプレー部分」の劣化。キッチン泡ハイターには詰め替え用があるため、付け替えて使っていくうちに、スプレー部分が傷むことがあるんです。
劣化による「買い替えのサイン」とは
キッチン泡ハイターは効果が強く、その分スプレー部分に対する影響は少なくありません。
次のような症状があれば、替えどきのサイン。早めに新しいものへ取り替えてください。
・泡になりにくい
・液が出ない
・液がまっすく飛ばない
・レバーからの液もれが気になる
・レバーが戻りにくい
・先端部が壊れている
・締まりがゆるく、スプレー部分が抜ける
・レバーの破損(折れなど)
このような症状がみられる場合は、スプレー部分が劣化している可能性が高いです。
不具合があるまま使うと、キッチン泡ハイターが皮膚についたり、目に入ったりする恐れがあります。
目に関しては、最悪の場合失明するリスクもありますので、取り扱いにはくれぐれも注意してください。
長い間詰め替え用につけて使用している方は、定期的に本体まるごと購入し、スプレー部分も新しいものへ交換しましょう。
三木ちな/お掃除クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級、節約生活スペシャリスト、歴20年業スーマニア