猫の『いい飼い方・ダメな飼い方』は何が違う?間違えたくない4つのポイント
1.猫にとっての快適な住環境の違い
猫にとって快適な住環境を提供することは、良い飼い方の基本です。
まず、猫は縦の空間が大好きです。キャットタワーや棚を設置し、自由に登ったり下りたりできる環境を整えてあげましょう。
猫は窓から外を眺められる場所も大好きなので、カーテンを閉め切ったり窓のない部屋で過ごさせるのはNG。自由に日向ぼっこを楽しめる環境を整えてください。
また、トイレの配置にも要注意!猫は警戒心が強いので、比較的静かで落ち着ける空間に設置してあげるのがおすすめです。
そしてトイレはいつも清潔に保つこと、トイレの数は猫の数プラス1が理想とされます。
少なくとも猫を狭い空間に猫を閉じ込めたり、トイレや生活空間を掃除せず放置したりするのはいい飼い方とはいえません。
2.健康管理の違い
猫の健康管理は、良い飼い方とダメな飼い方を分ける大きなポイントです。
良い飼い方とは定期的に動物病院で健康チェックを受けさせたり、日々のお世話もしっかりと行うこと。
栄養バランスの取れた食事を提供し、肥満にならないように管理することも大切です。
とくに水分摂取は猫の健康にとって非常に重要ですので、新鮮な水を毎日取り替えて常に猫が「水を飲みたくなる環境」を保てるとベター。
反対にダメな飼い方は定期的な健康管理を怠り、猫が病気(しかも進行している)になって初めて動物病院にいったり、低品質なフードや不適切な食事を与え続けて、栄養不足や肥満を引き起こしたりすることです。
猫の長生きを願うなら健康管理は必須。ぜひ今日からでも猫の健康について見直してみてください。
3.猫とのコミュニケーションと遊びの違い
猫は単独行動が好きな動物ですが、適切なコミュニケーションと遊びを必要とします。
良い飼い方は猫の性格や好みに合わせた遊び道具を用意し、毎日適度な遊び時間を設けることです。これにより猫はストレスを解消し、運動不足を防ぐことができます。
また猫の気持ちに合わせて穏やかに話しかけたり、撫でたりすることで、信頼関係を築くのもいい飼い方です。
逆にダメな飼い方は、猫を無視したり、遊び時間を確保しなかったりするような飼い方です。
猫は基本的には独立していますが、放置されるのは苦手。そのため存在を無視し続けると猫は退屈し、問題行動を起こす可能性が高まります。
とはいえ過度にしつこくコミュニケーションを取ろうとすると、猫がストレスを感じ、飼い主を煩わしく思う原因に…。
そのため猫とコミュニケーションをとったり、一緒に遊んだりするときは、猫の気持ちを尊重し、猫のペースに合わせることが重要です。それが上手な飼い方といえます。
4.猫へのしつけの違い
猫には、適切なしつけをすることが必要です。
良い飼い方は猫の行動に理解を示し、適切なタイミングでしつけを行います。
例えば爪とぎの場所を教えるために、爪とぎ用のアイテムを用意し、望ましい場所で爪をといだときに褒めてあげたり。
イタズラをしたときも、即座に対応(猫が嫌いな音を出したり)して、猫に直接的な危害を加えずに「ダメ」と教えます。
反対にダメな飼い方は、なにか失敗やイタズラをしたときに猫を怒鳴ったり、罰を与えたりすることです。
こういった行動は猫に恐怖心を抱かせ、飼い主との関係が悪化する原因となります。
猫はストレスにとりわけ弱く猫の健康にも影響していくので、正しいしつけを行える「いい飼い方」を身に付けましょう。
まとめ
猫の「いい飼い方」と「ダメな飼い方」は、飼い主の行動や姿勢で大きく左右されます。
猫が快適に過ごせる住環境を整え、健康管理・コミュニケーション・しつけに注意を払うことが、良い飼い主としての基本です。
猫は私たちの生活に喜びをもたらしてくれる大切なパートナー。健康で幸せに暮らせるよう、今回ご紹介したポイントを参考に、ぜひ良い飼い方を実践してください。