『ビートルジュース ビートルジュース』なぜメイトランド夫妻は再登場しない? ティム・バートン監督が明かす
ティム・バートン監督最新作『ビートルジュース ビートルジュース』には前作『ビートルジュース』(1988)のキャストが多数続投するが、アレック・ボールドウィンとジーナ・デイヴィスが演じた幽霊のメイトランド夫妻は登場しない。前作のファンも不思議に思っているかもしれない、2人の不在の理由をバートンが米にて明かしている。
前作『ビートルジュース』では、自動車事故により幽霊になってしまったアダム(ボールドウィン)とバーバラ(デイヴィス)の家に、再婚した両親とともに越してきたリディア(ウィノナ・ライダー)が、人間退治のスペシャリスト、ビートルジュース(マイケル・キートン)を呼び出したことで様々な騒動が巻き起こった。
続編『ビートルジュース ビートルジュース』は、35年の時を経て母親になったリディアと一人娘のアストリッド(ジェナ・オルテガ)が新たな騒動に巻き込まれる物語。ビートルジュースはもちろん、リディアの母デリア(キャサリン・オハラ)などお馴染みのキャストが再登場するが、幽霊のアダムとバーバラは出演していない。
この理由について、バートンは「この作品を、チェック項目をただクリアしていくようなものにはしたくなかったんです。アダムとバーバラは前作には欠かせない存在でしたが、続編では違うことに集中していました」と語っている。「このような続編は、時代と深い関係があります。私が惹かれたのは母、娘、孫娘という3世代で、それが作品の核と言えるでしょう。個人的には、1989年ごろにこの映画を作ることはできませんでした」。
前作では両親への複雑な想いを隠しきれずにいたリディアが、続編では母となり、娘のアストリッドとどのような関係を育んでいるのか。ちなみにバートンは、オルテガが主人公を演じた「ウェンズデー」にて創造意欲を取り戻したといるだけに、『ビートルジュース ビートルジュース』でもアストリッドがキーパーソンとなることが予想される。続編ではあるが、新たな物語としてその世界を広げることとなりそうだ。
映画『ビートルジュース ビートルジュース』は、2024年9月27日(金)より劇場公開。
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