【京都】足腰の守護神「護王神社」に早くも来年の干支「午」の大絵馬がお目見え
足腰の守護神として崇敬を集め、全国的にも珍しい「狛いのしし」で有名な護王神社に、早くも来年の干支「午(うま)」の大絵馬がお目見えしていました。拝殿の一面を占有するまさに「大絵馬」の名にふさわしい縁起物を拝見してきましたので、その様子をご報告いたします。
足腰の守護神として広く崇敬を集める護王神社
護王神社は京都御所の西側、蛤御門の向かいに鎮座する神社で、足腰の守護神としてあまりにも有名です。
護王神社は和気清麻呂公(わけのきよまろこう)を御祭神としてお祀りしていますが、清麻呂公が九州に流された際、突如現れた300頭ものイノシシが清麻呂公を守って道案内をしたそうです。
その際、清麻呂公の足は難儀が解消したことから足腰の守護神として崇敬されるようになりました。
そして清麻呂公を守ったのがイノシシたちであったことから、護王神社は全国的にも珍しい「狛いのしし」が神社を見張ってくれることとなったようです。
神社にはたくさんのイノシシがいます。
手水舎で水を湛えるのもイノシシです。
ちなみに、手水舎のイノシシは鼻を撫でると幸運がおとずれるそうです。
ぜひ鼻を撫でたいところですが、同時に、護王神社が足腰の神社であることから、このイノシシの後ろ足も撫でる参拝客が多いようです。
さらに護王神社を訪れた時期はイチョウの紅葉が最盛期で、宮司が落ち葉で足形に掃き清めておられました。
護王神社にはお子様からご高齢の方まで、足腰の難儀でお悩みの方やスポーツ選手など、全国から多くの参拝者がお参りにやってきますが、この日も、ランニングの愛好家の皆さんが記念に写真撮影をされていました。
大絵馬とご対面
大絵馬は護王神社に入ってすぐ、拝殿の前に飾られています。
高さ2メートル75センチ、幅4メートル28センチもある大絵馬には、京都市在住の日本画家・曲子明良(まげし あきら)さんが描かれ来年の干支・午(うま)が勇壮に躍動しています。
とてもご利益を感じられるありがたい縁起物で、思わず手を合わせ、来年の躍動を早くも祈願してしまいました。
見所がいっぱいの護王神社
護王神社には大絵馬の他にも見所がいっぱいです。
特に境内に飾られている「いのししコレクション」は必見です。
ぜひ多種多様なイノシシグッズもお楽しみください。
基本情報・アクセス
<護王神社>
◇拝観時間
・9:30~16:30
◇拝観料
・無料
◇所在地
〒602-8011
京都市上京区烏丸通下長者町下ル桜鶴円町385
tel.075-441-5458 fax.075-414-0255
◇電車
・京都市営地下鉄:丸太町駅より 徒歩7分
・京都市営地下鉄:今出川駅より 徒歩10分
◇バス
・京都市バス:烏丸下長者町より 下車すぐ
◇駐車場
・アリ
◇HP
https://www.gooujinja.or.jp/