妙高市の「ライムリゾート妙高」が高級ホテルブランド「Mギャラリーコレクション」へ 妙高高原地域リゾート開発
新潟県妙高市の妙高高原地域で大規模リゾート開発を進める外資系不動産投資ファンドのペイシャンス・キャピタル・グループ(PCG)は2025年10月24日、同市関川のホテル「ライムリゾート妙高」と長野県飯山市の「斑尾高原ホテル」を、仏ホテル大手のアコーが運営する国際的高級ホテルブランド「Mギャラリーコレクション」として展開すると発表した。
《画像:ライムリゾート妙高》
Mギャラリーコレクションは世界で120以上の高級ホテルを展開し、国内では2024年1月に札幌市に開業している。PCGは妙高高原地域と隣接する長野県の野尻湖、斑尾高原地域でリゾート開発を進めており、両ホテルはPCGが運営に加わり、「ライムリゾート妙高Mギャラリーコレクション」、「斑尾高原ホテルMギャラリーコレクション」としてそれぞれ開業する。
ライムリゾート妙高は、いもり池近くに2018年にオープン。全38室の客室のほか、レストランやラウンジカフェ&バー、温泉施設、フィットネスエリアなどを備える。斑尾高原ホテルは全面改装し2027年末にリニューアルオープンする。客室は全80室で、複数のレストランや新設のプールバー、温泉などを備える。
両ホテルは車で30分の距離にあり、専用シャトルバスを運行し、PCGが展開する妙高杉ノ原スキー場、斑尾高原スキー場(飯山市)、長野デューンズゴルフクラブ(長野市)の移動もスムーズにする。
PCGのケン・チャンCEO(最高経営責任者)は「Mギャラリーのグローバルな展開力と卓越したデザイン、運営力を生かし、妙高と斑尾を世界を代表するマウンテンリゾートとして確立していく」とのコメントを発表した。
PCGは21日には、同市杉野沢の妙高杉ノ原スキー場敷地で2028年12月に開業するホテルについて、英ホテル大手のIHGホテルズ&リゾーツ(IHG)が運営する高級ホテルブランド「シックスセンシズ」に決定したと発表している。