「あなたの電話と口座が悪用」嘘の電話で730万円詐欺被害
赤穂署は11月9日、警察官などを名乗る犯人らに、赤穂市内の無職男性(71)が現金730万円をだまし取られる特殊詐欺被害があったと発表した。
捜査関係者によると、今年10月5日、男性方に「警視庁」や「総務省」を名乗る男から「あなたの電話番号と口座が詐欺事件で使用された」「犯罪に利用されているので出金して」などと嘘の電話があり、男性は10日後にインターネットバンキングで相手が指定した口座に730万円を送金したという。
犯人側は男性に「捜査に影響があるから守秘義務を守るように」と指示。男性はLINEで「守秘義務を守っています」とメッセージを送っていたが、既読がつかなかったことから赤穂署に相談して被害が発覚したという。
また、11月8日には同市内の別の無職男性(70)が「行政機関職員」を名乗る男に「サイト未納料」を名目に計30万円分の電子マネー利用権をだまし取られる被害もあったという。