「大掃除しない」プロが教える「やめるもの・ついで掃除・予防掃除」知ると日常が変りそう!
2024年も残りわずか。そろそろ「大掃除」が頭をよぎりますよね。ダスキンの調査によると、2023年の年末に大掃除した人の割合は20年前よりも10%減少して52.6%。普段の掃除で汚れを溜め込まないよう工夫する人が増えているんです。今回は、「年末の大掃除をしなくて済む」毎日の掃除でラクに汚れを落として予防まで。プロ直伝の掃除術を紹介します。
札幌の家事代行サービス「キミタス」で働く掃除のプロ、加藤朋未さんに「やめた掃除」「ついで掃除」「予防掃除」の3つの掃除術について聞きました。
キレイを保ちたい!キッチンのシンク掃除術
まずはキッチンの「やめた掃除」から。
キッチンのシンクは常にキレイに保っておきたいですが、排水溝がヌメヌメになってしまいがち。プロは、あることをやめて、掃除をラクにしていました!
ヌメリのつきやすいフタとカゴはやめて、手入れのしやすい便利グッス「排水口リング」を使用。
100円ショップで手に入る「排水口リング」。市販の水切りネットを上からかぶせて固定したら、あとは排水口へセット。
ゴミが溜まったらネットを外して捨てるだけなので、面倒なヌメヌメ掃除から解放されます。
次に「ついで掃除」。
水切りネットを交換するときに、ネットに食器用洗剤をつけてシンクまわりを洗っちゃうんです。水切りネットは泡立ちやすく、シンク洗いに大活躍なんですよ。
これで掃除用のスポンジを用意しなくても大丈夫。
キッチンではもう一つ、こんな「ついで掃除」も。
使用済みのラップをまるめスポンジ代わりに。洗剤をちょこっと付けてシンクをこすると、ギザギザの部分が汚れを絡めとってキレイにしてくれるんですよ。
続いては「予防掃除」。
シンクの汚れで多くの人が悩みを抱えるのが、しつこいエンドレス水あか。汚れを付きにくくする「予防掃除」が効果的です。
水あかには薬局などで手に入る、アルコールスプレーの「パストリーゼ」が活躍。
除菌や防カビ効果がありながら、なんと、食品にも使えるくらい安全なのが魅力。
ふきんやキッチンペーパーに吹きかけ、濡れている面で拭いてから、乾いた面でもう一度拭くと輝きが増します。
アルコールの力によりすぐに蒸発・乾燥するので拭き跡が残りにくく、水あか防止につながります。
汚れがたまりやすいお風呂の掃除術
続いては、湿気が多く汚れがたまりやすいお風呂の掃除術。
まず、掃除をラクにするために「やめたこと」。
家事代行サービス「キミタス」の加藤さんは、なんと洗剤を使うのをやめて、体を洗うボディーソープで掃除しているんですって。
ついている汚れは皮脂汚れが多いので、ボディーソープでも十分に落ちるのだそう。スポンジを使わず、お風呂に入る“ついでにできる掃除”なので時短できて、まさに一石二鳥。
ただ、週に1度は専用洗剤での掃除がオススメだそうです。
その他、お風呂で気になるのが、ドアレールのホコリやカビ汚れ。
カビやすく、ホコリが溜まる隙間部分へのオススメの裏ワザが、使い古した歯ブラシを使うこと。
80度以上のお湯に歯ブラシをつけてグーッと押しながら力をかけていくと、わすが15秒で、角度のついた掃除ブラシが完成。
歯ブラシに角度がついていることで、力を入れやすく掃除がしやすいんです。
お風呂で日々のお手入れをラクにする予防掃除グッズが、100円ショップ・ダイソーの「カビ汚れ防止マスキングテープ」。
防カビ剤が入っているので、貼るだけで効果抜群。ホコリやゴミが入り込まなくなる便利グッズなんです。
換気扇のホコリも気になっている人が多いのでは?
ここでも予防掃除が役立ちます。
ホコリを予防する便利アイテム「ホコリとりフィルター」を使用。
換気扇にペタッと貼るだけで空気はちゃんと通してあげて、ホコリは逃さずキャッチしてくれます。かわいいクマちゃんの絵が出てきたら、交換のサイン。これで、簡単にキレイな状態をキープできますよ。
無駄なことはやめる。ついでにできることで時短。次の汚れを予防する。これで大掃除いらずの年末を過ごしましょう!
*みんテレ10月30日OAのものです
(上記の情報は記事作成時点でのものです。
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