全国の神社は8万社、3409社の福岡県は第3位の神社の多い県
文化庁編『宗教年鑑』によると、神社は全国に8万社余りあり、福岡県は47都道府県の中でも3番目に神社の多い県でした。日本および福岡県の宗教事情について、アプローチしていきます。
福岡県の神社数は都道府県で3番目、菅原道真を祭る神社は全国に1万社
神社数ランキング【都道府県編】
◎第1位:新潟県4672社
◎第2位:兵庫県3852社
◎第3位:福岡県3409社
◎第4位:愛知県3352社
◎第5位:岐阜県3264社
文化庁では毎年、宗教法人に関する最新の資料や統計などをまとめた『宗教年鑑』を編集・発行している。
文化庁編『宗教年鑑』2023年版によると、2022年12月31日時点において、宗教法人単位で日本には8万608の神社がある。
47都道府県別での神社数を見てみると、最多は新潟県の4672社だった。
続く第2位は兵庫県の3852社であり、福岡県は第3位の3409社だった。
『宗教年鑑』2023年版では、伊勢の大神が飛び移るという信仰で各地に設けられた神明社は、約1万8,000社あるそうだ。
宇佐八幡宮に発祥するとされる八幡神は武神として尊崇を集めており、八幡神社は全国に約2万5,000社あるとする。
京都の伏見稲荷大社を総本社とする稲荷神社は、約3万2,000社となっている。
また、菅原道真を祭る天満社・天神社は、約1万500社とされている。
出所:文化庁『宗教年鑑』2023年版
福岡県に2,257寺院や943教会があり、総信者数は484万人
『宗教年鑑』2023年版によると、福岡県内には、3409社の神社に加えて、2,257の寺院、943の教会、10の布教所、52のその他施設があり、宗教法人の総数は6,671である。
一方、教師は男性1万754人、女性1万3,888人の合計2万4,642人おり、うち76人は外国人だ。そして、福岡県における信者総数は483万8,600人だった。
宗教統計調査について、『宗教年鑑』について、下記の下記のように説明する。
「昭和 24 年(1949)になって、宗教法人令による宗教法人である教派、宗派、教団の主管者と協議のうえ、統計報告を毎年 12 月末現在で宗務課が『文化資料とする』ことを主な目的として、取りまとめることとなりました。同時に単立宗教法人については、それを所轄する都道府県で取りまとめて報告が行われることになりました」
出典:文化庁『宗教年鑑』2023年版
参照サイト
文化庁編『宗教年鑑』2023年版
https://www.bunka.go.jp/tokei_hakusho_shuppan/hakusho_nenjihokokusho/shukyo_nenkan/pdf/r05nenkan.pdf