三重の優れた工芸や食を紹介、近鉄百貨店四日市で16日までフェア
「三重のいいモノ・うまいもの発見!!フェア」が2月15日、三重県の近鉄百貨店四日市店で始まった。初日の午後には、県出身のユーチューバー「はらぺこツインズ」の2人が、会場を巡って、それぞれの店のおいしいものを食べて紹介するイベントもあった。商品の購入はもちろん、店によっては制作の体験もできる。5階催会場で、16日まで。
三重県が2014年度から本年度までに「三重グッドデザイン」に選定した事業者のうち7店と、同じく2013年度から本年度までに「みえの食セレクション」に選定された事業者のうちの13店、計20店をピックアップし、それぞれの自慢の品々を並べている。
「三重グッドデザイン」からは、藤総製陶所(四日市市)の「ひとしずく」やMOLATURA(同)の「ベストポット」、蒼築舎(同)の「左官職人が考えた小さな野菜蔵」、ALIMANO(松阪市)の「那智黒石を使ったジュエリー」など。クラフトアルマジロ(鈴鹿市)の「チタンタンブラー」はモータースポーツの町ならでは。馬場建具店(伊賀市)の「コースター」は格子づくりの技術を生かした組木が美しく、そのほかにも外国映画のセットへの引き合いがあった作品もあるそうだ。伊勢とこわかや(伊勢市)の「伊勢の白玉幣」は、真珠や組紐を使ったお守り袋が上品なしつらいだ。
馬場建具店の作品の一部
「みえの食セレクション」からは、ワカショクワカヤマショクヒン(四日市市)の「セミドライフルーツ『果のまま(7袋)』」、八風農園雅(菰野町)の「KOMONO蜜」、瑞宝軒(亀山市)の「龍乃掌ハードプレーンホール」、ごかつら池ふるさと村(多気町)の「みかん(大津4号)」、西村商店(玉城町)の「伊勢のあまーいおさしみしょうゆ」など。どれも試してみたくなる商品だ。
おいしそうに並んだフルーツなど
「はらぺこツインズ」は小野かこさん、小野あこさんの双子の姉妹で、大食い企画の動画で人気があるという。会場では、入り口からひとつひとつの店をていねいに見て回り、ステージでは出店した食を味わいながら、「おいしい」を連発し、会場を盛り上げた。