埼玉西武ライオンズ2025年コーチングスタッフ 巻き返し図る西口文也新体制
鳥越裕介氏、仁志敏久氏、大引啓次氏ら新しい顔ぶれも
2024年は松井稼頭央監督がシーズン途中で休養となり、渡辺久信GMが監督代行として指揮を執ったものの49勝91敗3分けの勝率.350、5位オリックスに14ゲーム差をつけられて最下位に終わった西武。2025年は西口文也二軍監督が一軍監督に就任し、新体制で臨むことになった。
2025年の一軍コーチングスタッフは以下の通りとなっている。
ヘッドコーチには鳥越裕介氏が就任。現役時代は中日、ダイエー、ソフトバンクで通算1057試合に出場し、引退後はソフトバンクとロッテでコーチを務め、2023年から解説者として活動していた。
豊田清投手コーチはチーフ格に昇格し、大石達也ファーム投手総合コーチが一軍に配置転換。中田祥多バッテリーコーチも二軍から一軍に配置転換された。
野手チーフ兼打撃コーチには仁志敏久氏が就任。現役時代は巨人、横浜で1591安打を放ち、引退後は解説者やU-12日本代表の監督、侍ジャパンのコーチ、DeNAの二軍監督などを務めていた。
立花義家打撃コーチはオリックス、ソフトバンク、ロッテ、楽天、韓国・三星ライオンズなどでコーチを歴任し、2007年以来18年ぶりに西武のコーチに復帰した。
内野守備走塁コーチには大引啓次氏が就任。現役時代はオリックス、日本ハム、ヤクルトで1288試合に出場し、引退後は日体大大学院でコーチングを学びながら野球部で指導する傍ら、関メディベースボール学院中等部のコーチなどを務めていた。
熊代聖人外野守備走塁コーチは二軍から一軍に配置転換されている。
ファームは渡辺智男氏、辻竜太郎氏、木村文紀氏が新任
ファームのコーチングスタッフは以下の通りとなっている。
小関竜也監督はファーム野手総合コーチから配置転換。土肥義弘ファーム投手総合コーチは2015年から西武の一軍投手コーチを務め、2019年から編成グループで主に外国人選手のスカウト業務などを担当していた。
渡辺智男投手コーチは伊野商時代にPL学園・清原和博から3三振を奪ってセンバツ優勝し、西武とダイエーで通算45勝。引退後は西武でスカウトなどを務めていた。
青木勇人投手コーチは一軍からファームに配置転換、榎田大樹投手コーチは留任している。野田浩輔バッテリーコーチも一軍から二軍に配置転換となった。
野手コーチは二軍と三軍に分かれており、辻竜太郎氏が二軍野手コーチに就任。現役時代はオリックスと楽天で209試合に出場。引退後はオリックスでコーチを務めていた。
赤田将吾二軍野手コーチは一軍外野守備走塁コーチから配置転換。黒田哲史コーチは二軍内野守備走塁コーチから、大島裕行コーチは二軍打撃コーチから肩書が変更された。
青木智史三軍総合コーチは育成コーチ兼人財開発チーフから配置転換。田邊徳雄三軍野手コーチは2015、16年に西武の監督を務め、監督退任後も韓国ハンファ・イーグルスのコーチや西武のコーチなどを務めていた。
木村文紀三軍野手コーチは現役時代、西武と日本ハムで711試合に出場。2023年限りで引退し、2024年は西武の育成担当兼人財開発担当を務めていた。鬼﨑裕司三軍野手コーチは三軍内野守備走塁コーチから肩書が変更された。
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記事:SPAIA編集部