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ハンス・ジマー、サウジアラビア国歌を作曲か ─ 政府長官と面会、契約交渉中

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やゴールデングローブ賞、グラミー賞に輝く映画音楽の巨匠が、サウジアラビア国歌を制作する見込みであることがわかった。サウジアラビア総合娯楽庁のトルキ・アル=シャイフ長官がSNSにて明らかにした。

2025年1月25日、ジマーは自らのライフワークであるコンサート「HANS ZIMMER LIVE」のサウジアラビア公演を開催。これに先駆けてアル=シャイフ長官と面会し、国歌の制作を含む今後のプロジェクトについて話し合ったとみられる。

アル=シャイフ長官はSNSの投稿で、「すぐにでも叶えたい未来の計画をたくさん話し合いました。サウジアラビア国歌をいろいろな楽曲でリミックスしたり、愛する祖国から着想した『アラビア』という曲を作ったり」と記し、ジマーが国歌だけで複数の楽曲を制作する可能性があることを示唆した。

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また、サウジアラビア総合娯楽庁が首都リヤドで毎年開催するエンターテインメントの祭典「リヤド・シーズン」にて、ジマーが新たなアイデアによる大規模なコンサートを開催する計画もある模様。“アッラーの剣”と呼ばれるアラブ軍の指揮官ハーリド・イブン・アル=ワリードを描いた歴史映画『The Battle of Yarmouk(英題)』で、ジマーが劇伴音楽を担当する可能性も提示されたという。

アル=シャイフ長官によると、両者はこれらのプロジェクトについて「大枠で合意した」とのこと。ただし、「最終的な合意に達することを願っている」とも記されているため、現時点ではいずれも決定事項ではないようだ。

近年、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督『デューン 砂の惑星』シリーズや『トップガン マーヴェリック』(2022)(2023)などに参加しているジマーは、ブラッド・ピット主演『F1(原題)』が待機中。2025年には『Fateh(英題)』でのインド映画進出も決まっており、サウジアラビアを含む海外での活動にも積極的に取り組んでいくようだ。

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