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「水と桜」を楽しむ酒津公園 ~ 約500本が咲き誇る桜のトンネルの下でお花見をしました

倉敷とことこ

「水と桜」を楽しむ酒津公園 ~ 約500本が咲き誇る桜のトンネルの下でお花見をしました

春の風物詩といえばお花見を思い浮かべる人も多いと思います。

私は神奈川から倉敷に移住して初めての春を迎えるので、せっかくなら倉敷の桜の名所でお花見がしたくなりました。
市内には桜の名所がいろいろありますが、一緒に行く友人と相談して、お花見スポットとして有名な酒津公園へ行ってきました。

酒津公園の周辺には、パン屋やイオンモール倉敷などもあるので、食事や飲み物も調達しやすかったです。

お花見スポットの王道とも聞いたことがある酒津公園。春休みシーズンの賑やかなお花見のようすを紹介します。

酒津公園について

酒津公園

酒津公園は水と桜をテーマに整備された総合公園です。
昭和26年、高梁川改修事業により生まれた土地から開発されました。

酒津公園に咲く桜は約500本。倉敷市内でも桜の名所として人気があり、毎年3月中旬から4月下旬にかけてお花見をする人たちで賑わいます。
大型の遊具や水遊びができるスポット、広場などもあるため、子どもたちが身体を動かしてのびのび楽しめるのも魅力です

敷地内には、国指定重要文化財にも指定された高梁川東西用水組合事務所の洋風木造建築や、高梁川改修の記念碑など、歴史を感じられる見どころもあります。

国指定重要文化財にも指定されている高梁川東西用水組合事務所の建物

春の酒津公園では、河津桜、八重桜、しだれ桜とさまざまな桜をお花見できますが、その中でも特に存在感が光るのはソメイヨシノです。敷地内を囲うように咲き誇るソメイヨシノは、Googleマップ上で一部「桜のトンネル」と名前がつくほど。

ちょうどソメイヨシノの満開を迎えた4月上旬、私も桜を見に行ってきました。

広場と桜のトンネル

2024年4月6日(土)の酒津公園のようすを紹介します。

この日は気温が高く、春の陽気に包まれながら大勢の人がレジャーシートを敷いてお花見を楽しんでいました。

花見客でにぎわう酒津公園

公園の駐車場は午前11時には満車になっていたので、車で来る人は早めに来たほうが良さそうです。

配水池の桜並木の下でお花見

まずは賑やかな公園の広場を通り抜けて、配水池に向かいます。

遠目から見ても立派なソメイヨシノの桜並木が見えてきました。

配水池の護岸に並ぶソメイヨシノ
桜並木の入り口

桜並木は道を覆うように咲いており、配水池の遊歩道は3段に分かれていました。
まずは桜も池も見渡せそうな一番上の道へ進んでみます。

桜並木のようす

すぐ手が届く距離に咲いているソメイヨシノ。どこで立ち止まっても見惚れる満開具合です。

犬と一緒にお花見している人もいて、お散歩ついでに桜を楽しめるのはとても良いなと思いました。

私も友人も、間近に桜を眺められるこの場所が気に入り、早速レジャーシートを敷いてお花見の準備をします。
酒津公園の近くにはパン屋がいくつかあったので、いろいろな種類のパンを買って食べ比べしました。

酒津公園の近くで買い込んださまざまなパンたち
友人が作ってくれたスコーンを食べながら桜と池を眺める

酒津公園は「水と桜」がテーマということで、池と桜の景観を楽しめながらお花見ができました。

下の遊歩道を眺めていると、ウェディングフォトを撮影中の新婚さんや、入学祝いの写真を撮るファミリーなどが目に入り、おめでたい雰囲気にこちらも幸せをおすそ分けしてもらった気分です。

食後は、腹ごなしもかねて公園内を歩いてみました。

配水池に浮かびながらお花見している野鳥

お祭り気分の屋台グルメ&遊びどころ満載の広場

公園内には屋台も並んでいました。
屋台は2か所に分かれて出店しており、食べ物だけでなく、スーパーボールすくいなどの遊べる屋台もありました。お祭り気分を味わえそうです。

「あれはなに?」と屋台に興味津々な子どもや、「これかわいい!」とはしゃぐ女子高生の声で、屋台周辺はひときわ賑やかでした。

桜の下に並ぶ屋台

続いて広場を歩いてみます。

敷地内で一番広いスペースのため、多くのファミリーや団体客がお花見を楽しんでいました。
広場には噴水や水場があり、子どもも楽しめる要素が満載です。

この日は暖かかったので、裸足になって水遊びをする子どももいました。
自然あふれる環境で遊べるのは開放感があって良いですね。

大型の遊具も設置されており、お花見に退屈してしまった子どもも気分転換できそうです

子どもが集まる大型遊具

休日ならではの賑やかさの中、大満足のお花見ができました。

いろいろな桜を探して散策

2024年4月10日(水)に、再度酒津公園を訪れ、桜を見ながらのんびり散策してみました。
平日でしたが、思っていたよりも歩いている人が多かったです。

前回のお花見で訪れたときよりも桜が散っていて、地面も桜色になりつつありました。

平日の酒津公園のようす

場所よっては、葉桜になりかけている木もありましたが、まだ満開といえるほどの開花具合です。

八重桜・しだれ桜

広場を歩いていると、濃いピンク色の桜を咲かせる木を見つけました。
近づいてみると、手作り感あふれるかわいらしいプレートに「ヤエザクラ」と書かれています。

満開の八重桜
「ヤエザクラ」と書かれた木のプレート

ソメイヨシノは花びらが5枚あるのに対して、八重桜は約10枚以上の花びらがあるそうです。大ぶりな八重桜は一段と華やかに感じられます。

八重桜の位置から少し歩いたところに、しだれ桜を見つけました。
しだれ桜は小さな子どもも間近に桜を見られるので、ファミリーに人気の撮影スポットになっていました。

園内には桜以外にもたんぽぽやチューリップなど、種類豊かな花が咲いていたので、春の花を探しに散策するのも楽しめるかもしれません。

配水池の護岸に咲くソメイヨシノ

おわりに

初めて酒津公園でお花見をしましたが、水と桜の華やかな景観はもちろん、ほど良い人混みの賑わいを楽しめました。

桜がいたるところに咲いているので、老若男女問わず写真撮影を楽しんでいる人たちが多かったです。
入学シーズンということもあり、記念写真を撮影する家族連れも多く見かけて、私も4月ならではの雰囲気を味わえました。

イオンモール倉敷が近くにあるので食べ物などを調達しやすく、JR倉敷駅からイオンモール倉敷行きのシャトルバスも運行しているので、行きやすさも魅力です。さまざまな人が利用しやすい公園だと思います。

春以降も自然豊かな景観が楽しめるそうなので、四季折々の景色を堪能しに、ぜひ酒津公園に足を運んでみてはいかがでしょうか。

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