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夜焚きイカ釣りでトップ63尾【福岡・章栄丸】エサ巻きスッテに好反応

TSURINEWS

章栄丸の夜焚きイカで釣れたケンサキイカ(提供:週刊つりニュース西部版APC・飛高宏佳)

6月11日、福岡・宗像の鐘崎漁港から章栄丸で夜焚きのイカ釣りに。当日の天気予報では北の風でウネリは1m。梅雨(つゆ)前の天気だが海は安定しているようだ。

章栄丸で夜焚きイカ釣り

今回のメンバーは北九州市門司区の左右田さん、小倉南区の鈴木さん、息子の広治。港に午後4時すぎに着くとみんな集まっていて急いで釣具を船に積み込むとすぐに出港となった。

港を出て地島をすぎて玄界灘に出るとウネリもなく船はポイントに進む。釣座で息子と釣り方を話し合う。息子は海釣りの回数は少なく、もっぱらブラックバスを追いかけていたが、最近は会社の同僚と海釣りに出掛けているようなのだ。

順調に走っていた船が急にエンジンがスローになって止まる。魚探でベイトを探してシーアンカーが投入された。

1投目にダブルヒット

シーアンカーを入れ終わってもまだ辺りは明るく、7時20分になってやっと暗くなり始めた。周りにはイカ釣り船が多いようでライトを点灯しだした。水深が浅いところにいるようだ。

息子はイカメタルで誘いをかけていると急に重くなったと言う。上げてみると夏イカの13cm級がダブルで釣れていた。

広治さんは薄暮の一投目にダブルヒット(提供:週刊つりニュース西部版APC・飛高宏佳)

私も最初はイカメタルをやっていたが、底が取れないので胴突き仕掛けに替えて狙う。ライトが点灯されてすぐにはイカも寄ってこなかったが、1時間もするとイカが寄りだし、それも夏イカがスッテに乗ってきた。

胴突き仕掛けではエサ巻きスッテにイカが乗ってきていた。最初は夏イカの12~18cm級が多く乗ってきていたが、時間がたつにつれてパラソル級も顔を見せ始めた。

息子のイカメタルでは1投ごとにケンサキイカの15~40cm級を連続で掛けていた。タナを聞くと海底から1m上で乗っていると言う。親だからほめるわけではないがブラックバス釣りをしているだけに勘が鋭く、よくスッテに乗せていた。

50cmパラソル級ヒット

左右田さんは右舷ミヨシで釣っており、夏イカばかりと嘆いていた。クーラーの中を見せてもらうと12~17cm級が並んで入っていた。

鈴木さんは右舷胴の間でイカのアタリが取れないと言い、船長からレクチャーしてもらっていた。

そうこうしていると左右田さんにパラソル級がヒット。見ると50cm近いのが釣れていた。

左右田さんにパラソル級(提供:週刊つりニュース西部版APC・飛高宏佳)

トップ釣果は63尾

すると今度は鈴木さんからも声がかかり、見るとエサ巻きスッテにパラソル級イカが釣れていて、やっとひと安心とのこと。

午前0時近くになるとライトを落として海底のいるイカを浮き上がらせる。イカもベイトを追って浮き上がってスッテに襲いかかってくる。浅いところでは30~20mまで浮き上がるので、手返し早く釣れば数釣りができる。

0時30分には納竿。トップ釣果は63尾、釣れない人でも30尾だった。

鈴木さんにもパラソル級が乗った(提供:週刊つりニュース西部版APC・飛高宏佳)

<週刊つりニュース西部版APC・飛高宏佳/TSURINEWS編>

出船場所:宗像市・鐘崎港 この記事は『週刊つりニュース西部版』2024年6月28日号に掲載された記事を再編集したものになります。

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