すしめん処大京の「海鮮タワー丼」は見た目がすごいだけじゃない! ターンテーブルでグルグル回せるんだよ!
私(佐藤)が上京して約20年が経過しているけど、いまだ知られざる飲食チェーンは関東に多数存在する。都内は元より、関東は広いのだ。大小問わず、飲食チェーンは無数に存在している。
今回紹介する、「すしめん処大京」もそんなお店のひとつ。千葉県を中心に11店舗を展開する和食チェーンで、名物メニューにタワー丼というのがあるのだとか。
丼が積み重なって、まさしくタワーのような迫力のあるメニューとのことで実際に頼んだら、見た目もさることながら、ターンテーブルでグルグル回せて、マジでビビった!
・千葉県のチェーン
お店の運営元は千葉・酒々井に本社を置く「株式会社 大京」である。千葉・茨城・群馬に展開する「すしめん処大京」のほかに、「カラオケプラザ遊楽館」を5店舗、「やきにく大京」を1店舗手掛けている。
そんな大京の公式サイトを見ると、メルマガ会員に登録したら平日は毎日何かが半額で提供されている太っ腹なお店であることがわかった。金曜日はうな重も半額ですって! サイトからひしひしとサービス精神が伝わってくる。こりゃ、良いお店の予感がするぞ。
私が訪ねたのは千葉市緑区のおゆみ野店だ。駅からのアクセスが1番良さそうだったので、ここを選んだ。JR総武線・外房線を乗り継いで鎌取駅で下車。ここから徒歩約5分である。
南口を出て少し歩くとお店が見えてきた。一見すると、どこにでもありそうな和食レストランといった印象だが、入口に驚くべき内容が!?
「食べ放題 小学生無料!!」ってマジ! 年齢にもよるけど、小学生といっても結構食うよね? それが無料ってスゴイな。ただし、大人1人につき小学生1名無料ということらしい。いずれにしても有難いサービスだ。
中に入ると、4名がけのテーブル席に通された。テーブルはかなり広く、いかにも郊外のファミリーレストランといった感じ。この広さなら食べ放題でも思う存分注文できるね。
・タワー丼に挑戦!
まずはランチメニューをチェック。ランチは全部で11種、別途ドリンクバー付きでいずれもめんセットにすることが可能。日祝を除いて夕方17時まで注文できるそうだ。
「すしめん処」というだけあって、うどん・そばのラインナップが充実している。一応ラーメンも片隅に記載されていた。
単品オーダーのすしのネタ数はそこまで多くない。必要最低限でコンパクトにまとめたといったところだろう。
さて、今回のお目当てはタワー丼である。何度かテレビでも取り上げられたそうなのだが、たしかに見た目のインパクトは絶大。話題性バツグンである。「天ぷらタワー丼」と「海鮮タワー丼」の2種類あり、いずれも税込4950円となっている。どっちを食べるかな~。
ページの上端に「タワー丼MAX」(税込1万1637円)という7段重ねのバケモノみたいなのがあったが、これはムリだなあ~。10年前の私でもムリ。フードファイターでなければ完食は難しそうだぞ。
結局悩んだ末に、海鮮タワー丼をオーダーすることに。きっと揚げ物は、私の衰えた胃腸では苦戦するはず……。
・ターンテーブルでグルグル!
注文はいまどきどこのお店でも導入しているスマホオーダー。QRコードを読み込んで専用のサイトにアクセスする方式だ。
メニューを見ていると「食品ロス削減」という項目を発見。これは余剰のご飯や茶碗蒸しを安く提供するサービスのようだ。あいにく今は売り切れだったが、営業時間終了間際に提供が行われるのだろう。これはいいねえ。
アルコールメニューも充実しており、緑茶や烏龍茶をペットボトルで提供している。たぶん、居酒屋感覚で利用する人向けに、割りものとして出しているんだろうなあ。カットレモンや梅干しもあるしね。
では、海鮮丼を注文しよう。「麺付き」があるけど、ただでさえ完食が怪しいところなので、麺付きはパスだ。そんなに食えねえ。
少しして出てきた、噂のタワー丼! 最近この手のデカ盛りメニューは、写真で見るとデカいけど実物は小さいなんてことがある。しかし、これは正真正銘のデカ盛りです! 1番下の器はラーメン丼ぶりくらいの口の広さがあるな。
最下層にばらちらし、中段にねぎとろ丼。そして最上段には刺身の盛り合わせがのっている。これはまさしく、海鮮の五重塔や~! 三重だけどね。
……ところで、この底の台に見覚えがあるんだよねえ。もしかしてこれは、模型の台なのでは? プラモデルやフィギュアを置くヤツ。
さらによく見るとスイッチがある。ひょっとしてコレをオンにすると……。
いや、まさかな。回ったりしないよな。丼ぶりが回ったらおかしいものな。
でも、一応オンにしてみよう。スイッチ、オン……。
回った~~~! タワー丼が回ってる~~~ッ!!
まわる~♪ ま~わる~よ~♪ 海鮮丼はまわる~♪
ターンテーブルにのっけて提供するなんて、大京さんわかってる~!
これはまさに、海鮮のメリーゴーランドや~~!
回ったままだと食べられないので止めます。そして積み重なったままでも食えないので、下ろしました。改めて並べてみると、やっぱりかなりの量だ。1人で食うにはちょい多すぎるくらいかも。
それで最下段と中段の真ん中には、ちょっとしたギミックがあって、フタを開けるとエビが入ってる! 嬉しいサプライズだ。
中段ねぎとろ丼には卵黄が入っていた。これをつけて食べるということだね。
・見た目だけじゃなく味もイイ!
食べる順番を間違えると最後まで美味しく頂けないので、まずは刺身から行きましょう。
刺身はトップにウニ・イクラ。それを囲うように、大トロ・ブリ・サーモン・イカ・煮ほたて・赤エビ・ほたての布陣である。いずれのネタも見るからに鮮度は高そうだ。
大トロは本マグロの希少部位である「腹上」を使用している。ほのかな甘味のある脂が口の中でとろける。まさしくトロ、いや大トロだ! チェーンと侮っていたけど、このマグロの美味さは本物である。
タワー丼のトップに君臨するウニとイクラも、てっぺんに置かれるにふさわしい味わい。ティースプーンですくって食べると至福が訪れる。
刺身を堪能したい気持ちはやまやまだが、ばらちらしを消化していかねば。おそらく最後まで残るのはもっとも量の多いばらちらしのはず。大トロやウニ・イクラほどの感動はないものの、華やかな盛り付けのちらし寿司は酢の塩梅がよく、飽きずに食べられる。
ねぎとろ丼は脂の甘さが際立つ。そえられたタレを回しかけると脂の甘さと相まって、断然に美味しくなった。
卵黄の使い方に迷ったのだが、器にとって酢飯の上に投下。酢飯の白とねぎとろのピンク。その上に落とした卵黄の黄色が映える。
たまごのコクが加わることで、味の奥行きが広がって、もう1段階上の美味しさを楽しむことができたのである。
ということで、後半ペースが落ちたけど、だいたい30分で無事完食!
久々のデカ盛りで不安だったが、なんとか平らげることができた。1人で食うにはちょっと多いので、家族や仲間とシェアすると良いかも。7段のタワー丼MAXはさらに難易度上がるので、まずは通常タワー丼から挑むことをおすすめする。とにかく味も良いのでおすすめ! 回る丼ぶりをその目に焼き付けろ!
・今回訪問した店舗の情報
店名 すしめん処大京 おゆみ野店
住所 千葉市緑区おゆみ野2-6-2
時間 11:00~22:00
参考リンク:すしめん処大京
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
