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スカーレット・ヨハンソン、『アベンジャーズ』に不満あった? 「自分は物語の道具だと感じた」 ─ 「ストレンジャー・シングス」デヴィッド・ハーバーも共感

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(MCU)でブラック・ウィドウ役を演じてきたスカーレット・ヨハンソンが、人知れずフランチャイズに抱えてきた不満を語った。ひとつの役柄を長きにわたって演じることは、必ずしも良い経験ばかりではないようだ。

米にて、ヨハンソンは『ブラック・ウィドウ』(2021)『サンダーボルツ*』(2025)で同じくMCU作品に出演しているデヴィッド・ハーバーと対談。MCUでの約10年間について、「(2014)で、クリス・エヴァンスとはとてもダイナミックなことができた」と振り返りつつ、葛藤のある作品もあったことを認めている。

「ほかの作品では、キャストが非常に多く、プロットも複雑なので、自分は物語を運ぶための道具なのだと感じることもありました。5ヶ月半もそんな作品に関わっていると、“はいはい、ネイルもできないし髪も切れないんだね”って気分になります。くだらないことだと思われるかもしれませんが、自分のアイデンティティを長年この仕事と切り離せなくなっているので、俳優として満足できる仕事をしていないと、時には内向きになることもあるんですよ。」

大人数のキャスト、複雑なプロットという特徴から推測するに、おそらくヨハンソンが指しているのは『/インフィニティ・ウォー』(2018)と『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)だろう。すでにヨハンソンはMCUを卒業し、復帰の意志がないことを再三強調しているが、その背景にはこうした事情もあるのかもしれない。

一方でハーバーも、「ストレンジャー・シングス 未知の世界」(2016-)のホッパー役を約10年にわたって演じてきた。シリーズはいよいよ完結を迎えるが、「ときには“別の方向に進むんだな”と思ったシーズンもあった」とヨハンソンに共感する。「僕はネイルはしないけれど、髪を切れないし、髭を剃れないし」と笑った。

「(シリーズが)始まった頃は本当に大好きでした。長い間テレビドラマに出ている友人たちが、“シーズン3、4あたりで嫌になるよ”と言っていたけれど、僕は“ありえない、みんなのことが大好きだし”と。しかしあるとき、“あとどれだけ物語があるんだ?”と思うようになりました。同じようなことを何度も演じなければならず、“リスクを冒したい、新しいことをしたい”と思うんです。」

『ブラック・ウィドウ』はヨハンソンにとって最後のMCU出演作だったが、ハーバーにとっては初のMCU作品。当時のハーバーには、もしかすると「ストレンジャー・シングス」の息抜きともいえるような体験だったのかもしれない。一見すると華やかで魅力のある仕事だが、ヨハンソンは「長期にわたって関わりつづけると、特別な瞬間を日々のなかに見つけ出すのが難しくなる」とも言っている。

ちなみに『サンダーボルツ*』を経て、ハーバーはMCUスターとしてのキャリアを本格的に歩みはじめた。次回登場作となる『アベンジャーズ:ドゥームズデイ(原題)』はヨハンソンが不満をおぼえたと思しきアンサンブル映画だが、レッド・ガーディアンにはどんな役目が与えられているのだろう?

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