平塚市 独自決済サービスを延長 スターライトM(マネー)で好循環
平塚市は2月14日、独自のキャッシュレス決済サービス「ひらつか☆スターライトマネー・マーレ」の利用期限を2026年3月31日まで1年間延長すると発表した。
同サービスは、新型コロナウイルス感染症対策と物価高騰を受けた経済対策として、21年に開始された地域共創ポイント事業。市内の約770の加盟店で利用でき、ふるさと納税の返礼品としてもポイントが付与される。
市内での消費を促すため、ポイント還元率を20%にしたキャンペーンなどを行い、今年度2月末時点の利用額はおよそ13億円に上る。市産業振興課によると、来年度以降もキャンペーンが予定されているという。
社会課題の解決にも
これまで年度ごとにアプリによる効果を検証し、事業を継続してきた。23年度までは地域経済のキャッシュレス化を推進し、今年度からは新たな仕組みを導入。利用総額の0・2%を、子育て支援や環境保護、地域協働といった社会課題解決のための基金に積み立てている。
同課では「アプリの利用が、平塚の経済の活性化と社会貢献の好循環を生み出すことを期待している」と話した。