平和祈る、年内最後の供養 市遺族会、城山の慰霊塔で
小田原市遺族会(石綿義弘会長)が12月19日、明治以降の戦没者と戦災者の冥福を祈るために建てられた小田原市城山の慰霊塔で年内最後の月例供養を執り行った。遺族や市内住職ら約30人が参列して追悼、戦争のない平和な世界を祈った。
小田原市仏教会の阿川文叡会長は日本原水爆被害者団体協議会がノーベル賞を受賞したことに触れ、「核や戦争の恐ろしさを世界的に知ってもらえたのでは。戦没者やその家族の苦しみ、悲しみを無駄にしないよう供養を続けていく」とあいさつ。石綿義弘会長は「遺族会として年間行事をつつがなくこなせたことは幸せなこと」と話した。