癒しのパンにシフォンケーキをお届け 山口市「パン工房かば。」
昨年12月、山口市阿知須の「道の駅きららあじす」や「きらら博記念公園」からほど近い場所にパン屋さんがオープンしました。
お店には、かばのイラストが描かれており、なんだかほのぼのとした雰囲気。
ただ、イラストだけでなく、お店で提供するパンも癒し系というパン屋さんをご紹介します。
軒下で対面販売のパン屋さん
こちらが、今回ご紹介する「パン工房かば。」(山口市阿知須10509-35)です。
壁に設置されたかわいらしいかばのイラストが、なんとも癒されます。
お店は、「道の駅きららあじす」や「きらら博記念公園」から小郡方面に向かう道路に面しています。
のぼりが並ぶパン屋らしきオシャレな建物を気になっていた!という方も多いのではないでしょうか。実際に、取材中も、ここを通るたびに気になっていたというお客さんが訪れましたよ。
「パン工房かば。」は、お店の軒下からショーケースを見ながら欲しいパンをオーダーするという、ちょっと珍しい販売スタイル。店内に入らなくて良いぶん、通りがかりでも立ち寄りやすいです。
ショーケースには、美味しそうなパンやシフォンケーキが並びます。
現在、パンは12種類、シフォンケーキは11種類あります。日によって店頭に並ぶものも異なるそうで、今日はどのメニューが並んでいるのか、訪れる楽しみがありますね♪
人気商品をご紹介!
それでは、「ぱん工房かば。」の人気商品をご紹介します!
まずは、こちら。
(写真左から)しおまる明太 320円、しおまる 180円、しおまるチーズ 250円
お店の定番商品でもあるこちらのパン。
しおまるは、いわゆる「塩パン」に近い味わいですが、パンの外側は弾力があり、中はふんわり。
そのしおまるに明太やチーズが加わったら、間違いない美味しさ!サイズも大きくてボリュームもあり、大満足のひと品です。
続いて、こちら。
あんぱん(こしあん、つぶあん) 270円
かばの焼き印が押されたあんぱんも人気です。つぶあんとこしあんの両方があり、それぞれ好みに合わせて購入できるのも嬉しいところ。
「かばのあんぱん」と呼んでくれる小さなお子さんのリピーターもいるそう。老若男女問わず愛されているパンです。
そして、個人的に、我が家ではマストバイだなと思ったのは、こちら。
ふんわりプチパン 390円
中に何も入っていないプレーンなパンなのですが、なんだか滋味深くておいしいんです。パンの外側はもっちりと弾力があるのですが、中身はとってもふんわりしていて甘みがあります。
噛めば噛むほど、パン生地自体のおいしさを味わうことができました。
この他にも、総菜パンも充実していましたよ。
お好み焼きパン 320円
パンではありますが、もう見た目がお好み焼きそのものです!インパクトもボリュームも満点です。
ベーコンエピ 320円
パン屋さんの定番商品。こちらも間違いないお味です。
トライアングルチーズ 280円
チーズの塩味とアーモンドチップの香ばしさがたまらぬ一品。こちらも大人気の商品だそうです。
しおまるシリーズは常時お店に並ぶようにはしているそうですが、総菜パンは、一度にたくさんのパンを焼けないため、店頭に出るとすぐに売れてしまうことが多いそう。取材した日も、次から次にお客さんが立ち寄っては、総菜パンが売れていきました。商品は取り置き可能なので、事前に電話を入れておくことをオススメします。
そして、なんといっても、「パン工房かば。」の一番人気はこちら!
至福の食パン(かばサイズ 2斤) 900円
仕込んだパン生地を一晩かけてゆっくりじっくり発酵させているというこだわりの食パンは、商品化に至るまで、小麦粉の選定や原材料の配合など試行錯誤を重ねたそう。
耳の部分はしっかりしながらも柔らかく、中はふわふわのパン生地はそのまま食べても美味しいと評判です。しっとりふわふわでほんのり甘みがあり美味しかったですよ♪
食パンは、かばサイズは1斤(450円)から販売されており、一回り小さいサイズ(1.8斤分 860円)もあります。ご家庭で必要なサイズで選べるのも嬉しいですね。
シフォンケーキも大人気!
「パン工房かば。」では、シフォンケーキも大人気。
お店には、プレーンをはじめとする様々な味わいのシフォンケーキが並びます。
シフォンケーキ プレーン 330円、その他 380円
「雲のようにふわふわ」をテーマにしているというシフォンケーキは、本当にしっとりふわふわ!
個人的には「飲めるように食べられる」といっても良いんじゃないかと思うほど、口の中でシュワシュワ―とほどけていくような柔らかく滑らかな食感です。その口溶けの良さとおいしさに幸福感が増しました♪
ちなみに、シフォンケーキを手で半分にすると、「シュワシュワ」という音がしていましたよ。
ふわふわで柔らかいけど、指で潰しても元に戻るほど弾力もありました!
そして、こちらのシフォンケーキは種類も豊富!
フルーツを使用したシフォンケーキも多く、水は使用せず、果物を擦り下ろしたものなど、できるだけフレッシュなものを使用しています。
フルーツによって生地の仕上がりも異なるそうで、新商品を開発する際には試行錯誤を繰り返して、ふわふわの食感を生み出しているそうです。
県内外の有名店よりも、「パン工房かば。」のシフォンケーキが美味しいと購入するリピーターも多いとのことでした。
トロピカルフルーツシフォン ¥520
また、シフォンケーキをアレンジしたトロピカルフルーツシフォンや抹茶シフォンにあんことホイップクリームをサンドした特別なシフォンケーキも販売していることもあります。もし、お店で出会えたら、ぜひ味わってみてくださいね。
食を通して「癒し」を提供したい
パン工房を切り盛りするのは、オーナーの山口市秋穂出身の浅野浩幸さんと千幸さんご夫婦。そして、パンづくりと接客を担当する福原加代さんです。
写真左から 浅野千幸さん、福原加代さん、浅野浩幸さん
浅野さんは、山口市を中心に飲食店を経営しており、高級パンブームを受けて新たにパン事業を展開してみようと準備を進めてきました。その間、コロナ渦などもあり、ようやく昨年12月にパン屋をオープンすることができました。
ちなみに、浅野さんご自身が動物の「かば」が好きなこともあり、イラストが得意な娘さんがパンを持ったかばの絵を描かれたことから、「かば」をモチーフにしたお店が誕生したそう。ほのぼのとしたタッチで、かばの表情が何とも言えずかわいくて癒されます。
長年、飲食店を経営し、人が生きるうえで欠かせない「食」を通して「癒し」を提供で来たらと思い続けてきた浅野さん。お店の看板ともいえる「かば」のイラストをはじめ、美味しいパンやシフォンケーキなどの「食」を通して、お客様に「癒し」を提供できたらと願っています。
また、パンづくりと接客を担っている「かよちゃん」こと福原加代さんの明るく丁寧な接客も好評です。
パンを作っては焼いてお店に並べつつ、接客もこなす大忙しのかよちゃん。お店を訪ねれば、素敵な笑顔で出迎えてくれます。美味しいパンやシフォンケーキが並ぶショーケースを挟みながら、かよちゃんとの会話も楽しんでくださいね。
オープンして約半年。山口市内をはじめ、県内各地から訪れるリピーターも増えてきました。
今後は、お客さんがどこに住んでいても、「パン工房かば。」の味を届けられるような体制も整えていきたいそう。また、新商品の開発も随時行っており、今後は、身近な食材でもある「バナナ」をテーマにした商品も販売していく予定です。
今後の展開も見逃せない「パン工房かば。」の癒しのパンとシフォンケーキをぜひ味わってみてくださいね。