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藤枝MYFC、RB大宮アルディージャに敗戦しチームは4連敗に。試合後、須藤大輔監督のコメント

アットエス

J2藤枝MYFCは17日、ホームでRB大宮アルディージャと対戦し、0-1で敗れました。前半は何度か決定機をつくるなど相手ゴールに迫りましたが無得点。数的不利となった後半にしのぎきれず、上位撃破とはなりませんでした。チームは4連敗と苦しい状況に。次節・アウェーでの山口戦で巻き返しを誓います。須藤大輔監督が試合を振り返りました。

一問一答

―総括を。
われわれが今まで失点をしていたカウンター対応とゴール前の守備での寄せ、一歩にこだわる際(きわ)部分を大切にして今日の試合も臨みました。ジャッジの基準というのは分からないのですが、前節の磐田戦、そして今日の大宮戦ではイエローカードが多かったです。相手との距離感がもう一つ。一歩遅いからアフター気味に後ろから入り、イエローが出てしまった。そのイエローが2枚出てしまったところが一番のターニングポイントなのかなと思っています。

われわれも後ろから来られて、相手はイエローが出ないシーンが前半からあり、選手の中でもフラストレーションが溜まっていたのかなというのがあります。だからといってそこにフォーカスするのではなく、自分たちにベクトルを向けると、ファーストポジションをもっと突き詰めていくこと。そうすることでファウルをしないで止められる方向に持っていける。イエローの差で今回は負けてしまったというのがあります。

前半の良い時間帯に点が取れない弱さも出てしまいました。相手は(チャンスで)決めたが、われわれは決めきれなかった。相手は風上の力も利用しながら後半、パワーを持ってボックス内に来ました。われわれは前半、ボックス内にあれだけ進入していたのであれば、あそこでゴールネットを揺らさなければいけなかったと感じます。そこの勝負のあやをしっかり受け止めて、勝負どころをものにできるようなたくましいチームになっていきたいと思っています。

―1人少なくなった状況からの戦い方について。
1人少なくなってアンバランス感があったので、4・4・1にしながら、まずはバランスを整えたかったです。その中で、ボールは多く握れないのかもしれないですが、粘り強く戦って勝ち点1(の可能性)を握ったままカウンターやセットプレーから1点を取るという策を取りました。そこで失点してしまったので、少し前に重きを置く4・3・2のような形で攻撃を仕掛けていきたかったです。

相手は風上なのでロングボールでめくってくる、カウンターを発動するというリスクはありましたが、前で奪ってショートカウンターで攻めたかった。何度か奪ったのですが、そのボールがつながらなかった。数多くはないのですが2、3回はあったので、それを仕留めきるということが必要だったのかなと思います。10人での戦い方は去年も経験していたので、そんなに大崩れすることはなかったのかなと感じています。

―テーマとしていたゴール前の攻防についての手応えは。
失点場面以外はしっかり体を最後まで当て込み、シュートに対してもブロックにいけていましたので、そこは評価できるのかなと。逆に攻撃のところ。前半はあれだけアタッキングサード、ボックス内に入っていてシュートが少なかった。やはりクロスやシュートが相手に当たってしまうということがありますので、そこは質と量をもっとこだわっていきたいです。

両ゴール前は、まだまだ改善の余地があるのかなと思います。結局はそこで勝負が決まりますから。どんなに美しく崩しても決めきれない、カウンター1本からゴール前で防ぎきれずにやられる、ということがありますので、今後もっと突き詰めてトレーニングをしていきたいです。

―4連敗の中でも、得られたものは。
今までは同じような、予測しやすい戦い方で臨んで負けていたことが多々あったと思います。ただ、磐田戦、今日の大宮戦に関しては力ずくでやられた感じがありました。なぜならば、われわれも柔軟な戦い方で対応していったからこそ、瀬戸際の勝負にまで持ち込めたのかなと思います。あとは際(きわ)の勝負で勝たないと、磐田や大宮に負けたような残念な結果になりますので、やはりゴール前での怖さ、防ぎきる強さがもっと欲しいかなと。最後の最後まで細部にこだわって戦っていきたい。この姿勢は崩さずにやっていきたいです。

―シマブク選手を前に置いたのは得点能力に期待してのことか。
ボールをピックアップして一人で打開できるし、エリア付近でのシュートやクロスは彼が得意とするものなので、よりゴールに近いところに置いて守備のタスクを減らすことを考えました。なかなか数字は出ていないのですが、チャンスの前まではいけているので、選手と組織の両方をマッチさせていきたいと思います。

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