交通安全協会 「ながら運転をしないで」 自転車罰則強化受け啓発
保土ケ谷交通安全協会(板橋悟会長)が「自転車交通事故対策」と銘打つキャンペーンを2日間にかけて行った。
自転車事故の防止を目的とする改正道路交通法が11月1日に施行され、スマホを利用しながらの「ながら運転」などの罰則が強化された。改正道路交通法では、今まで「是正指導」で済んでいた自転車走行時の危険行為を罰則付きで禁止する。運転中の通話や画面を見たりするスマホの「ながら運転」の違反者には「6カ月以下の懲役、または10万円以下の罰金」が科せられ、事故などを起こした場合は1年以下の懲役か30万円以下の罰金となる。
同協会はこうした社会情勢に合わせて、自転車の運転手に安全運転を呼び掛けるキャンペーンを企画。保土ケ谷警察署が自転車指導啓発重点路線に指定する国道16号、同重点地区の帷子町2丁目で活動することにした。
峯小学援隊も一役
キャンペーンは10月31日に同署前、11月1日に保土ケ谷税務署前で実施。31日は同協会の会員のほか、今年度の横浜市交通安全協会交通安全功労者表彰を受けた、市立峯小学校学援隊のメンバーらも参加した。運転手に啓発物を配り、少しの油断が重大な事故を引き起こす原因になることを訴え掛けた。
同学援隊の新庄茂さんは「歩行者だけでなく自転車の正しい交通ルールに関しても、子どもたちに呼び掛けていきたい」と話した。