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「冷蔵庫が魚でパンパン!」和歌山南部に釣り移住したら予想の上行く充実ぶりだった

TSURINEWS

移住した和歌山のエギングで仕留めたアオリイカ(提供:TSURINEWSライター・稲垣順也)

釣り人でなくとも、誰もが一度は旅先などで「ここに住めたら」と思ったことがあるのではないだろうか。今回は、筆者が一大決心をして、愛知県から和歌山県南部へ移住したきっかけから、移住後の生活について記していきたい。第4回となる今回は、移住後の新生活についてお届けする。

和歌山南部で釣り暮らし開始

念願だった和歌山県南部での生活が、ついに始まった。住居探しには意外と苦戦したが、無事に引っ越しを終え、自家用車で二往復しながら道中で釣りも楽しんだ。引っ越し完了後は、近隣の方々に挨拶をして回る。

都市部から移住してきた“よそ者”である私にも、みなさんは分け隔てなく接してくれる。こうした人の温かさも、和歌山県南部に移住したいと思った理由のひとつだ。

50cmを超えるタイワンカマス(提供:TSURINEWSライター・稲垣順也)

釣果で冷蔵庫が満タンに

電化製品を含む生活用品の準備も整い、入社日まではしばらく時間があったため、近場の釣り場へと足を運んだ。家から数分で全国屈指の釣り場にアクセスできる、まさに最高の環境だ。

一年で最も寒い時期ではあるが、この時期の和歌山県南部では「アラハダ」と呼ばれる大型のカマスが狙える。

アラハダと呼ばれるカマス(提供:TSURINEWSライター・稲垣順也)

アジングやエギングでも釣果を得られ、あっという間に冷蔵庫は釣った魚でパンパンに。

エギングでキャッチしたコウイカ(提供:TSURINEWSライター・稲垣順也)

一人暮らしのため、釣果に食が追いつかない状態になり、毎日のおかずが釣魚という日々が始まった。

アジの南蛮漬け(提供:TSURINEWSライター・稲垣順也)

アジは南蛮漬け、カマスは酢締めや干物にして冷凍するなど、日持ちする調理方法も考えるようになった。

日持ちするカマスの酢締め(提供:TSURINEWSライター・稲垣順也)

釣り場の縁が社内にも

入居から一週間が過ぎた休日、たまたま近所の漁港で釣りをしていると、勤務先となる会社の社員の方とバッタリ遭遇した。実は以前にも別の釣り場でお会いしており、その際に挨拶を交わしていた方だった。

あらためて、釣り場では挨拶を心がけ、お互いに気持ちよく過ごせるよう努めていてよかったと感じた。軽く自己紹介を交わして談笑していると、やはりこの土地柄、釣り好きな方が多く、出勤前や終業後に釣りに出かけるのも珍しくない環境であることがわかった。

この日は空いた時間を活用した釣りだったため、大きな釣果は得られなかったが、「入社後はよろしくお願いします」と挨拶をして釣り場を後にした。

仕事後にちょい釣り習慣

そして、いよいよ入社日を迎え、本格的に定住する生活がスタート。最初のうちは仕事に慣れることを優先して釣りは控えていたが、業務にも慣れてきた頃から、終業後にちょっとした釣りに出かけるようになった。

どこも近場が好ポイント。ターゲットに合わせ、状況の良い日だけ数時間楽しむスタイルが日課になっていった。

ある週末には職場で歓迎会を開いていただき、一次会での食事を楽しんだ後、二次会は釣り好きな社員と近場の漁港でアジングという、釣り人にはたまらない歓迎会となった。

休日には同僚に誘ってもらい、近所の漁港でグレを狙ったフカセ釣りにも挑戦した。

浮きフカセ初挑戦となった私はボラと子イサキの釣果に終わったが、同行した同僚は25cmクラスのグレをしっかり2枚キャッチ。

フカセでキャッチした子イサキ(提供:TSURINEWSライター・稲垣順也)

和歌山県での釣りは、まだまだ知らないことだらけ。今後もさまざまな釣りに挑戦していきたい。

フカセでキャッチしたボラ(提供:TSURINEWSライター・稲垣順也)

和歌山文化に馴染むには

余談になるが、和歌山の人は敬語をあまり使わないという。敬語はよそよそしく、親しい間柄では年齢や立場に関係なく会話する文化があるそうだ。

実際、職場でも上下関係に関係なくフラットな会話が交わされている。私もその文化に馴染んでいく必要があるが、これまでの習慣からどうしても敬語が出てしまう。定住していく上での新たな課題となりそうだ。

釣ったカマス(提供:TSURINEWSライター・稲垣順也)

<稲垣順也/TSURINEWSライター>

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