【直撃インタビュー】田原俊彦が考える人生観!未来をもっと楽しくしていく秘訣とは?
【後編】田原俊彦が考える人生観!未来をもっと楽しくしていく秘訣とは?
通算81曲目となるシングル「LIFE IS A CARNIVAL」を6月18日にリリース。ライブツアー『TOSHIHIKO TAHARA DOUBLE ‘T’ TOUR 2025 Dance with KING of IDOL 踊るパワースポット!』を7月からスタートする田原俊彦への直撃インタビューは後半へ。50周年に向け進化を止めないパワーの源泉、今の田原俊彦が考える人生観について、じっくりと語っていただいた。
“歌って踊って魅せる” エンタテインメントの世界は僕の天職
―― 2025年もとにかく引っ張りだこです。6 月 1 日大阪・関西万博で開催された『昭和平成令和 みんなが踊りたい大ヒット曲!国民投票ベスト30』ではスペシャルMCをされていましたね。
田原:(かわいい声で)“かわいいトシじゃだめですか?”。FRUITS ZIPPERのアレ、やらされたね~(笑)! ほかにも「青春アミーゴ」や「R.Y.U.S.E.I.」とかね、会場の2,500人と一緒に踊って、壮観だったですよ。老若男女いろんな世代の方が “聴いたことある” “覚えている” という曲をダンスで表現するスタイルは、新しい音楽シーンの扉が開けるんじゃないかな。
―― イベントでコラボした岩田剛典さんや亀梨和也さんもそうですが、最近では超特急など若い方との共演が続いています。刺激を受けることはありますか。
田原:みんな覚えるのも早いし、うまいよね! 今の若い子にとっては、ダンスは必須科目になるくらい、日常の中にあるもので、そんな彼らと一緒に遊ばせてもらいながら “ああ、今はこういう踊りをやるんだ” と学んでいます。ダンスという世界観の中で違う世代と一体感を作れるのは、本当に嬉しいですよね。
―― 常に自分を更新し、進化されていますが、その原動力はなんでしょう。ルーティンなどあるのでしょうか。
田原:うーん、ルーティンというかね、僕は今年、デビューシングル「哀愁でいと」がリリースされた翌日、6月22日を境に 46年目がスタートするんですけど、ずっと “歌って踊って魅せる” エンタテインメントの世界が大好きだし、僕の生きる道、天職だと思ってる。だから続けるために必要な努力をコツコツ続けて、それを毎年積み重ねてここまで歩んできた感じですね。でも人生100年ですから、いつもそばで応援してくれるファンの方と一緒に歩んでいくために、いろいろ挑戦していきたいと常に思ってます。だから、若いものにはまだまだ負けないぞ! 田原俊彦、攻めまくって、魅せまくります。このモチベーションが、なかなかなくならないんですよね。押せば命の泉湧く!
いろんな作家の方が “田原俊彦" で遊んでくれて、今も新しい気持ちで歌えている
―― お話を聞いているだけで元気になります! 昔のヒット曲のなかで、当時より今のほうが歌うとグッとくるとか、解釈が変わってきた歌はありますか?
田原:ありますね。「Hardにやさしく」(1986年)、「どうする?」(1987年)「愛しすぎて」(1989年)とかね。25、26歳の時くらいかな、当時の僕の世界観では表現するのにちょっと大人っぽくて、追いついてなかった歌があるんですけど、今、しっくりと歌えるようになってきました。
久保田利伸さんの「It's BAD」もそうだね。思えば阿久悠さん、宇崎竜童さん、世良公則さん、玉置浩二さん、秋元康さん、大沢誉志幸さん… 、いろんな作家の方が、僕が少年から青年に変わっていく世界を書いてくださって。それぞれの時期、いろんな作家の方が “田原俊彦" で遊んでくれて、今も新しい気持ちで歌えている。僕には本当にすばらしい財産がたくさんあるなと思います。
ファンを笑顔にする太陽でいる。それが田原俊彦の役割
―― 進化しつつも、“田原俊彦" というアイドルイメージを守り続けていて、そのバランス感覚がすごいです。変わらないよう意識されている部分はありますか。
田原:僕はキャラ的に “アハハハ!” って笑っている、圧倒的に陽のイメージだから。
―― そうですね、太陽のイメージがあります。
田原:昭和の太陽っていえば、長嶋茂雄さんがいて、亡くなったのが本当に寂しいけれど、僕も、いるだけでみんなが笑顔になるような、ハッピーオーラを発光するような男でありたいです。うん、僕がファンの太陽になって、幸せなエネルギーを与えたい…。それが、変わらない田原俊彦の役割じゃないかな。
―― お話を聞いていると、本当に人生って、毎日、遊んで学んで、みんなでハッピーになる “お祭り” なんだという気がします。
田原:そう思ってくれたら嬉しいです。ただ、毎日がお祭りだとちょっと疲れちゃうけどね(笑)。人生は山あり谷あり紆余曲折で、楽しいことより大変なことのほうが多いんですよ、きっと。どんな世界でも、どんな仕事をされている方でもね。爆発したくなる時もあるけど、フラストレーションをうまいこと転換して、先にある夢というか “お祭り” に照準を合わせて頑張って……。子どものころ “あと1週間で遠足だ” と楽しむ、あの感覚に似てるよね。そんな日々が、未来を倍楽しくしていくんじゃないかなって、僕は思いますね。
“踊るパワースポット” 田原俊彦
―― 今年も7月からツアーが始まります。見どころなどを教えていただければ。
田原:今年も笑かしますよ!
―― あっはっは! まずはそこなんですね。楽しみです。今回は “踊るパワースポット” という副題がついています。ぴったりですね。
田原:毎回ツアーのサブタイトルはシングルのタイトルから取っていたんだけど、今回はスタッフがこの言葉を持ってきてくれて。周りに “トシちゃんってどんな人?” と取材をしたら、 “トシちゃんといると元気になる、踊るパワースポットみたい” という言葉が返ってきたらしくて、それがヒントになったんだよね。ダンス = 田原俊彦だし、いいね、それ!って。
―― セットリストや演出で、教えていただけることがあれば可能な範囲で…。
田原:今年もサプライズ、ありますよ! シークレットですけど、僕の曲ではない曲を歌うかもしれません。ちなみに「赤いスイートピー」ではないです(笑)。セットリストは、46年分の財産(楽曲)が500 曲近くあるからね。毎回、手を変え品を変え、25〜26曲に絞ります。実は “この曲でいくぞ” っていうのはだいたい決まったけど、曲順をまだ決めてない… って、コンサートまであと1ヶ月やんかーい(叫)!
―― 準備が大変そうですが、楽しそうです(笑)。では、ファンの方へのメッセージをお願いします。
田原:はい。来ていただいた方に “やっぱり田原俊彦はステージの上が1番光っている” と、100% 納得して帰ってもらえるステージをお届けすることを約束します! 今年は19か所で、毎年、大都市以外はいろんな地域を周るようにしているんだけど、それでも足を運べない地域の方や、体調の関係でライブに来られない人もいらっしゃると思うんですよ。そんなみんなにも、楽しんでいただきたい。だからYouTube とかSNSもガンガン活用するし、新曲プロモーションのラジオやテレビ出演も頑張って、しっかり田原俊彦パワーをお送りします。是非とも、待っていてください!
インタビュー中、満面の笑顔になったり、真剣なまなざしでこれまでの活動を振り返ったり、一問一答、ユーモアを投入しながら誠実に言葉を探す、その百面相に感動! “愛するファミリーとの絆” “ファンの笑顔” をどれだけ大切にしているか伝わってくるインタビューだった。コールにも入っている言葉だが、“人生これから” と思わせてくれる、田原俊彦。まさにみんなのパワースポットだ。ぜひ、一緒に叫びましょう。踊る門には福来る!