財産目当て?!保険金殺人が代表的な「黒い未亡人型」女性の連続殺人!犯行が発覚しにくい殺害方法の特徴とは?【図解 犯罪心理学】
女性の連続殺人① 保険金殺人が代表的な「黒い未亡人型」【図解 犯罪心理学】
財産目当ての巧みな犯行
女性による連続殺人は、男性のものとは異なり、経済的な理由である場合が多く見られます。その代表的なものが黒い未亡人型と呼ばれるタイプです。
彼女たちは、結婚もしくは交際関係にある男性を殺害し、その資産や保険金を手に入れます。かつては、資産家の男性を見つけ関係を持ったのちに殺害するパターンが多くありましたが、保険制度が広まったことにより、相手が資産家でなくとも、多額の保険金を掛けて殺害することで大金を手にすることができるようになっています。また近年では、婚活サイトやマッチングアプリなどを利用して、ターゲットを見つけるという手段も取られています。
殺害方法は、毒殺や練炭を使うものなどが多く、事故や自殺に見せかけているため、発覚しにくいという特徴があります。
このタイプの犯人は演技性が高いことが多く、相手を騙したり、犯行を疑われた場合に嘘をついて言い逃れをしたりします。
このタイプの代表的な犯人では、オーストリアで夫や娘などを殺害し、保険金を手にしたマーサ・マレクがいます。日本では、資産家の男性を10人以上殺害したとされる筧千佐子や、わかっているだけで3人を殺害した木嶋佳苗などの事件が有名です。
出典:『眠れなくなるほど面白い 図解 犯罪心理学』