【懐かし】あまり話題になってない『フーセンガムチューハイ』を飲んだら「あの頃には戻れない」ことを知るハメになった
全国民が子供のころ駄菓子屋で買っていたことで知られる『マルカワのフーセンガム』をモチーフとした『マルカワ フーセンガムチューハイ』が「懐かしい」と話題…………になっている様子はあまりない。今のところドンキでひっそり売られている現場しか見たことがない。
マルカワのガムには大変お世話になってきたが、たしかに “ガム味のチューハイ” と言われて「めっちゃ飲みてー」となるかは微妙なところである。とはいえ気になるので、リピートがあるかは別として飲んでみることにした。
めっちゃウマかったらごめんな!
・結果はお察し
私が子供のころ(30年くらい前)マルカワのフーセンガムはたしか1個20円だった記憶があるのだが、この日はバラ売りを見つけられなかった。
「オレンジ」と「グレープ」が印象深いのに対し、「いちご」や「マスカット」は今回初めて知った。鳥取(私の地元)には出荷されていなかったのだろうか?
フーセンガムチューハイはオレンジとグレープの2種展開。価格はどちらも税込174円(ドンキの場合)だ。キンキンに冷やしていただきま〜す!
・超ウマいとかではない
ちょっと妙な間が開いてしまったが、フーセンガムチューハイは決してマズいワケではない。ただ、あまりに「ジュースみたい」でビックリしてしまった……これはそういう意味の間だ。
フーセンガムチューハイのアルコール度数は3%。一般的なチューハイの度数が5〜7%であることを考えると、かなり低めということになる。とはいえ、さすがにジュースは言いすぎた。「カラオケの飲みホのチューハイみたい」が近いかも。
まぁ今回重要なのはアルコール度数ではなく「あのマルカワのガムっぽいか否か」なので、ガムと交互に食べ(飲み)比べて親和性を探ってみることに。その結果……
よく分からなかった。
少なくとも「フーセンガムチューハイ」という事前情報がなければ、両者の関係性に気づく可能性はほぼゼロとみていいと思う。でも自分がこれ以上のものを作れるかというと、それは難しいかもしれない。だってガムとチューハイって、ガムと飲み物くらい別モノだもんなぁ……。
よく分からないので、編集部で一番酒好きなイメージのある あひるねこ記者に試飲してもらうことに。
あひる「めちゃくちゃ食べてきたガムです。オレンジチューハイの中には、たしかにガムが存在してますね。小学生のころの思い出が蘇りました。ただ、グレープチューハイに関しては……正直『誰だお前?』って感じです」
・2度と戻れぬあの頃……
ガムの面影が無くはないことが判明したフーセンガムチューハイ。あまり酒が得意ではない中澤記者にも試飲してもらったところ「ジュースみたいですね」との回答だ。酒が得意じゃない奴にジュース呼ばわりされるチューハイとは?
中澤「ジュースだとしても、ファンタとかより全然味が薄いですね。でも……」
中澤「ガムのほうも、久々に食べてみると子供のころの印象より全然味が薄い気がするんですよね〜」
そう!!! 誰もが子供のころにメチャメチャ食べてきたマルカワのフーセンガムであるが、改めて真剣に向き合うと意外に特徴のない味をしており、「こんな味だっけ……?」と感じるのであった。
小銭を握りしめて駄菓子屋へ行くのが一番の楽しみだったあのころ。そんな子供時代のワクワク感が、マルカワのフーセンガムの味をより印象的に、我々の心に刻みつけていたのかもしれない。
……という気づきを得ることができるフーセンガムチューハイ。通販でも購入可能なので、気になる人は探してみてくれ。
参考リンク:楽天市場
執筆:亀沢郁奈
Photo:RocketNews24.