夏だけど冷房が寒い!夏用カイロにレッグウォーマー?
毎日暑い中で欠かせないのが冷房ですが、人によっては冷房が効きすぎて寒いと感じる方も多いようです。
冷房対策用カイロ
そんな冷房対策の需要の高まりから、今、色々な対策グッズが出てきています。冷房対策用の「ホッカイロ」を販売している医薬品メーカー、興和株式会社 製品開発第二部 野村沙代さんに伺いました。
興和株式会社 製品開発第二部 野村沙代さん
通常のカイロよりも少し低い温度帯の設計になっていて、夏場の冷房で寒いと感じていらっしゃる人が身体を快適に温めていただけるような温度設計になっている製品です。女性社員が弊社のオフィスで働いているときに毛布を着たりとか、非常に寒い環境で仕事をしておりまして、少しでも身体を温めたいというところからスタートしているんですけれども、やっぱり通常のホッカイロを使ってしまいますと熱すぎまして、これよりも低い温度のものを作りたいという願いから、女性の担当者が開発したものになります。やはり周りの方ですと、オフィスでお腹周りを温めたいという方が結構使っていただいていると聞いています。全館空調という形で管理されていますし、暑い方をメインに設定されているので、そのときに身体の芯から温めるというニーズは満たされているかなと思います。
通常のホッカイロが平均温度53℃に対して、去年3月に発売した冷房対策用は、平均温度50℃と少し低めになっていて、じんわりと温まります。オフィスなどで限られた時間にお腹や腰などに貼って使うことを想定し、持続時間は通常のカイロより短い8時間ほどです。
夏場の薄着でも貼っていることが目立たない、服に響かないように、通常のものより厚みを1割ほど薄くするなど工夫しています。
レッグウォーマーや靴下も
冷房対策として身体を温める商品は他にもあります。靴下専門店のタビオ株式会社 東京支店 プレス室 中村江利子さんのお話です。
タビオ株式会社 東京支店 プレス室 中村江利子さん
冷房対策のものだと、一番出ているのがレッグウォーマーのタイプですね。短いのも長いのもありまして、腕にもはめられたり、足にもはめられたり、いろいろ使えますので、日焼け防止にもなります。カーディガンを持ち歩くと荷物になっちゃうので、小さくたためてカバンの中にサッと入れられるので結構おすすめです。冷房対策の商品は結構増えていて、かかとが付いていて靴下の形をしているんですけれど、足先が出ているタイプのものですね。本当に靴下の甲の部分から先がないタイプなので、靴下代わりに履いてもらって、足先は足の指が見えているので、サンダルとかに合わせておしゃれに履いていただけるタイプのものもおすすめです。冷房対策としてはやはり足首を温めるので、でも夏は暑いので指先は出ていてほしい、サンダルを履きたい人におすすめです。
冷房対策として1番人気なのはレッグウォーマーで、足元を温めてくれるほか腕にも使える、つけたまま外に出て日焼け対策も一緒にできます。需要の増加に合わせて色も10色ほどあります。
さらに、足の指先がないタイプの靴下「かかとロングカバーソックス」とも言うんですが、冷えやすい足首はカバーして、つま先は開放するというもの。外出、移動の際に手軽に防寒対策とおしゃれができると、人気だそうです。
普段の冷房、快適ですか?
いろいろな対策商品が出てきていますが、街のみなさんは、普段、会社や学校などでの冷房は快適なのか、何か対策はしているのか冷房事情を聞いてみました。
「設定とか決まっているので、私にとっては寒いから難しいですね。暖かいところに移動しているって感じですかね。」
「バイト先で、みんながズボラなのか、冷房を消すか、つけるかの二択しかなくて、寒いと思うほうが多くて、毛布をかけたりしています。」
「冷えちゃうから1日いると、飲み物、常温とかホットのもの飲んだりとかして、せめて中から温めようみたいな感じで。」
「教室で風が当たってきて寒い。当たる場所と当たらない場所があって、一部だけ真冬状態。夏は暑くて半袖の体操服で登校してるんですけど、授業中に冷房で寒いから上着着てる。」
「若い人の方が冷房が温度が低いので、ちょっと寒いなと思っています。特に何も言わずにちょっと上げてます。気がつくと下がっています。」
寒いという声が多かったです。外は暑いのに屋内は冷房で寒いという声や人によって体感が違うのが難しい、という声がたくさんあがっていました。
確かに建物の中が寒いことはありますよね。体調を崩さないように気をつけましょう。
(TBSラジオ『森本毅郎スタンバイ』取材・レポート:西村志野)