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新潟のみんなを笑顔にする、還暦超えアイドルグループ「P!P MON☆」。

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新潟のみんなを笑顔にする、還暦超えアイドルグループ「P!P MON☆」。

いくつになっても夢を追いかけている人って素敵ですよね。ハツラツとしていて同年代の人と比べても若く見えるものです。今回紹介するのはメンバーが全員還暦を過ぎているアイドルグループ「P!P MON☆(ピップモンスター)」の3人。イベントに向けて猛練習をしているところへお邪魔して、メンバーのPちゃん、MOちゃん、Kちゃんにお話を聞いてきました。

P!P MON☆

Pちゃん(写真中央)

1961年福井県生まれ。東京の大学を卒業後はゼネコン企業で働き、1986年に夫の転勤で新潟へ移住してからは、ストレッチヨガ、ピラティス、レインボー健康体操などのインストラクターを務める。2010年よりアラフォーアイドルグループに参加し、2018年に「P!P MON☆」を結成。海外ドラマを観ることが好き。

P!P MON☆

MOちゃん(写真左)

1961年阿賀野市(旧笹神村)生まれ。電子計算機専門学校卒業後はソフトウェア開発会社でプログラマーとして働き、結婚後は国民年金普及員をはじめとした様々な仕事の傍、「劇団blueジーンズ」「東区市民劇団 座・未来」で演劇に取り組む。2010年よりアラフォーアイドルグループに参加し、2018年に「P!P MON☆」を結成。花やメダカを愛する。

P!P MON☆

Kちゃん(写真右)

1954年柏崎市生まれ。東京の大学を卒業し、編集プロダクションで少年誌を担当。新潟に戻ってからは英語講師を続け、2010年よりアラフォーアイドルグループに参加、2018年に「P!P MON☆」を結成する。TV番組やイベントのMC、レポーターも務める。読書とナンプレパズルが趣味。

アラフォーアイドルグループとして活躍する。

——皆さんのプロフィールに、生まれた年を入れてもいいんでしょうか?

Pちゃん:もちろん大丈夫ですよ。そこが私たちのセールスポイントなんだから(笑)

——皆さんは2010年からの数年間、同じアラフォーアイドルグループで活動されていたんですよね。そのときは、どうしてオーディションを受けようと思ったんでしょうか?

MOちゃん:私は国民的アイドルだった天地真理さんに憧れて、「いつか自分もアイドルになりたい」という願望を抱いていました。そんなときにアラフォーアイドルグループのオーディションがあったので応募したんですが、合格してからも恥ずかしくて、家族をはじめ誰にも話さず隠していたんです(笑)

Pちゃん:私は50歳を目前に人生の転機を迎えていたんです。そんなときにグループのオーディションのことを知って、それまでとは違う人生を送ってみたいと思って、友達や娘に相談してみたら「ぴったりじゃん!」「受けてみれば?」と背中を押してもらえたので受けてみました。

Kちゃん:私は子どもたちがそれぞれ独立して、新しいことをはじめるなら年齢的に今しかないと思っていたときにオーディションのことを知りました。地域活性化活動のボランティアをやっていたので、アイドル活動を通して地域のために何かできるんじゃないかと思ったんです。ただ年齢のこともあって悩み続けたんですけど、自分と同じ年齢の方がいたことで勇気をいただきギリギリで応募しました(笑)

——アイドル活動をやってみて、それぞれどんなふうに感じていました?

Pちゃん:私は体育会系の部活をやっているような楽しさを感じていました。レッスンではお互いに叱咤激励し合って、できなかったことができるようになったり、本番のステージでひとつにまとまれたりすることが楽しかったです。

MOちゃん:私は歌やダンスを覚えることが苦手なので、レッスンは辛かった……。でもイベントに出演するのは大好きでした(笑)。会場になったホテルでお食事をいただいたり、温泉に入らせていただいたりすることもあったので、そのために一生懸命練習していました(笑)

Pちゃん:MOちゃんは歌えなくてもダンスを間違えても、キャラが立っていたので必要な存在だったんです(笑)

Kちゃん:私も歌やダンスが未経験だったので、辛いことが多かったですね。でも活動を通していろいろな方とつながることができたので、そのおかげで今の自分があると思っています。

MOちゃん:Kちゃんは最年長だったので、いてくれるだけで安心感があるんです。歌もダンスも苦手なのは私だけじゃないんだと安心させてくれました(笑)

——そのアラフォーアイドルグループが解散することになったときは、どんな気持ちでした?

MOちゃん:まだ続けたかったので残念でしたね。

Kちゃん:せっかく覚えた曲が、その後のパフォーマンスに使えないのは残念でした。いい曲もたくさんあったのにね。

Pちゃん:でも新しい活動をはじめるには、いい機会になったんじゃない?

みんなを元気にする、そんなアイドルグループになりたい。

——アラフォーアイドルグループとしての活動が終わってからは、それぞれどのように過ごされていたんでしょうか?

Pちゃん:私はMOちゃんとふたりで「THE61.3PM」というユニットをつくって活動していました。その間、Kちゃんは私たちのマネージャーみたいに仕事を回してくれたり、イベントについてきてくれたりしていたんです。

MOちゃん:でも、そのうちに「やっぱり私もやるわ」って言いはじめたんですよ(笑)

——それで「P!P MON☆」を結成したんですね。このグループ名って、どういう意味があるんでしょうか?

Pちゃん:いつか有名なエレキバンの会社から、CM起用してもらうことを目標にしているんです(笑)

Kちゃん:「MON☆」には「モンスター」と「スター」の言葉が掛け合わせてあって、「怪獣のように頑張ってスターになりたい」という意味があります。

——かなりはっちゃけたグループ名なんですね(笑)。今までで印象に残っている活動はありますか?

Kちゃん:沼垂エリアの方々にご協力をいただいて「沼垂Deep Night」というCDを発売することができたんです。その発売イベントを開催することができて、ご協力いただいた沼垂の方々へ感謝の気持ちを伝えることができました。

MOちゃん:私は所属している劇団の公演とイベントが重なって、超過密スケジュールをこなしたことが印象に残っています。昼は月岡温泉のイベントに出演して、夜は新潟市の公演、翌朝は阿賀町のイベントに出演して、その夜はまた新潟市で公演に参加したんです。倒れないように駐車場で仮眠をとって臨みましたね。

Kちゃん:さすがにイベントには出ないと思っていたのに、根性で出たのはびっくりしたよね(笑)

Pちゃん:MOちゃんはイベントが大好きだから(笑)。私は出雲崎のイベントでやった1時間半のステージが印象に残っています。普段は15分くらいのステージなので、それぞれが今までやったことのないパフォーマンスを披露したりして乗り切りました。あとは大学の学園祭かなぁ……。

——大学の学園祭って……観客は若者ばっかりだったんじゃないですか?

Pちゃん:私たちがステージに出て行くと、お客さん、最初はどんな反応をしたらいいのか戸惑うんですよ(笑)。でも「絶対に全員を笑顔にさせてやる」と思ってステージに臨んでいるので、その甲斐もあってだんだん笑顔になってくれるんですよ。

——いろいろなイベントで活躍しているんですね。今後はどんなことに挑戦していきたいですか?

Kちゃん:新潟県外……できればタイやシンガポールといった海外のステージに出たいですね。とりあえず合計年齢が200歳になるまでは頑張ろうと思います(笑)

Pちゃん:「あの人たちを見ていると元気が出る」というように、世間から必要としてもらえるグループになりたいですね。

MOちゃん:私は憧れだった歌番組に出たいです。

Kちゃん:個人的には、歌やダンスがもっとうまくなりたい(笑)

MOちゃん:私も(笑)。歌もダンスもちゃんと覚えるのに、すぐ忘れちゃうんだよね。

Pちゃん:でもさ、そこは二の次でいいと思うよ。みんなが楽しんでくれるパフォーマンスをしていこうよ。

MOちゃん:「見ていたら元気が出た」って言ってもらえると、私たちも元気が出るよね。

P!P MON☆

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