【東京コミコン】「誰?」おサルに扮したカノックスター AmazingJIROの超神業
日米の映画や漫画、ゲームなどを扱ったポップカルチャーの祭典『東京コミコン2025』。
凶暴化したペットのチンパンジーによる惨劇を描くホラー映画『おさるのベン』のトークショーが行われました。
ステージには、配給担当の松尾亘さん、映画好きのRaMuさんが登壇。
さらにMCが「おさるのベンさん、どうぞ!」と呼びかけると、登場したのは顔におさるの特殊メイクを施した1人の男性。
超リアルで本来の顔がわからず、「誰? 誰?」と会場中がざわつきました。
実はこの方、YouTuberのカノックスターさん。
さらに、このメイクを施した特殊メイクアーティストのAmazing JIROさんも登場しました。
JIROさんは、今年大ヒットした映画『国宝』などでも活躍した、日本トップクラスのアーティストです。
今回のメイクも見事な神業。
注目ポイントについてJIROさんは、「少し人間の要素を残しながらチンパンジーに変えた。人間とチンパンジーの境目をナチュラルに馴染ませた。どこからが実際の人間の皮膚かわからない。鼻の位置を実際の鼻より大きく上に上げているが、本人はここからは息ができていない」と説明しました。
RaMuさんも「下唇が可愛い」とにっこり。
近年、映画界はCGによる制作が拡大。
そうした中、この映画はアナログな特殊メイクや造形を多く活用しています。
「僕らの世界もCGなどでどんどんデジタル化が進んでいるのですが、生だからこその怖さ、感触のようなものが伝わると思う」と、特殊メイクならではの重要さをアピールしました。