愛猫を『甘々の甘えん坊』に育てるためのつの方法 デレ猫はここが違う!
1.怖い思いをさせない
甘えん坊の猫に育てるためには、まず警戒心をもたないように生活することが肝心です。猫は本来、警戒心の強い動物なので、幼い頃に嫌な思いをすると、その記憶はなかなか払拭できないようです。
よって、子猫時代は特に静かな環境で生活させることが大切。具体的には、大きな音や声を出さない、バタバタと走ったり近くで暴れたりなど大きな動作をしない、また勢いよく近づいたり、ギューッと抱きしめたり、遊び感覚で放り投げるなどもNGです。
子猫の無垢な心に「人間は全く怖くない」と認識させることが、無邪気な猫に育てるベースとなりますよ。
2.小さい頃からたくさんふれあう
人間を怖がらせないと同時に、人間とふれあうことも重要です。警戒心を抱かせない状態を保ちながら、飼い主さんとのスキンシップに喜びを感じる体験を積ませてあげましょう。
子猫のうちは遊びたい盛りなので、おもちゃを使って上手に遊んであげてください。また遊びに慣れてくると、飼い主さんと隠れんぼや追いかけっこなど、おもちゃがなくても遊べるようになります。
好奇心旺盛な子猫のうちにたくさん遊んであげると、愛猫と飼い主さんの絆はかなり深まります。そして遊び疲れて猫が休んでいたら、優しくひとなでして、そっとしてあげましょう。
遊びからの休憩タイムが習慣化すると、猫の方から体をこすりつけてきたり甘えたりしてくるようになりますよ。
3.おやつを有効活用する
猫はおやつが大好きです。初対面の人間にもおねだりすることがあるくらい、おやつが好きです。
だからこそ猫に甘えてもらうためにおやつは有効。お皿に出してあげるのも良いですが、最初のうちは手で差し出したり、スプーンで与えたり、猫膝の上にのせておやつを食べさせたりするのがおすすめです。
猫が「この人の近くに寄ると良いことがある!」「この人の上に乗ると嬉しいことがある!」と認識すると、飼い主さんとの距離が自然と近くなっていきますよ。
4.猫の気持ちを優先する
「怖い思いをさせない」に類似しますが、猫を甘えん坊の性格に育てるためには、猫の気持ちを優先する必要があります。
猫は自分の気持ちに素直な生き物なので、「今コレがしたい」「今はやりたくない」がハッキリしています。だからこそ、猫が嫌がるタイミングで撫でたり、強引に抱っこするのはNG。どんなときも猫の気持ちを尊重する「猫ファースト」な接し方を心がけましょう。
猫を甘えん坊にする秘訣は、猫が甘えたくなるような関係を構築することです。「この人苦手だ…」と思う人に猫は甘えないので、苦手意識を植え付ける行為は避けなければなりません。
まとめ
猫の性格は父猫から遺伝しやすいという説があります。また生活環境は母猫から影響を受けやすいといいます。要は、母猫が人間に甘えているところを見て育った猫は、甘えん坊猫になる確立が高いというわけですね。
しかし、母猫と同じ家で生涯過ごせる子猫はそう多くありません。強いて言うなら先住猫が甘えん坊タイプなら、新しく迎えられた子猫は「ベタ猫」になりうるという考えかたでしょうか。
また、猫にとって飼い主さんは「母猫」のような存在といわれていますが、間違えではないかもしれません。なぜなら母猫のように慕われ、甘えてもらうためには、お世話をきちんとすることが第一条件だからです。
ごはんや水を与え、トイレを清潔にし、ブラッシングで被毛を整えてあげること。先述した「甘えん坊の猫に育てる方法」は、そのような猫のお世話の基本のうえに成り立っていることを再確認してくださいね。