【東京】カフェでアートを体感!? お出かけしたい最旬カフェ3つ
休日や仕事帰り、ちょっと時間ができたとき、美術館よりも気軽にアートに触れられる場所があったら素敵ですよね。 そんな希望を叶えてくれるのが、アートな空間が自慢のカフェ。食事やコーヒータイムを楽しみながら、作品鑑賞ができる癒しのスポットです。 有名アーティストの作品に囲まれたコンセプトカフェや、ギャラリーと融合したカフェ、最新のアートシーンをチェックできるアートストレージ併設のカフェなど、それぞれに魅力の異なる“アートなカフェ”をご紹介します!
世界的アーティストがプロデュースしたキュートな寄り道カフェ
カフェ激戦区の代官山に、2024年にオープンしたのがANDY COFFEE(アンディ コーヒー)。アーティストの松本セイジ氏がプロデュースしたカフェです。代官山駅の北口から歩いて5分ほどで、手描き文字の可愛い看板が見えてきます。
2面ガラス張りで観葉植物のある店内は、とても居心地のいい空間。店内に入ると、至る所にマツモトセイジによる「ねずみのANDY」のイラストがちりばめられていて、めちゃくちゃ可愛い!
松本セイジ氏は大阪出身で、ニューヨークで活動した経歴もある世界的なアーティスト。動物モチーフのイラストが代表的で、「ねずみのANDY」は2017年にニューヨークで行われた個展をきっかけに誕生した作品だそう。ANDYはさまざまなブランドとコラボしており、SNSを中心にグッズも注目を集めています。
名物の手作りドーナツ&コーヒーでのんびり
看板メニューは毎日店内で手作りするドーナツ。飽きの来ないシンプルなドーナツは「プレーン」のほかに、国産・非加熱の生はちみつを使用した「ハニー」、ナッツをまぶした「チョコレート」、甘酸っぱい「ストロベリー」などのフレーバーがあります。さっくりフワフワのドーナツはコーヒーとの相性が抜群です。
自慢のコーヒーは、清澄白河にあるIki ESPRESSOによるオリジナルブレンドです。ハンドドリップコーヒーや日替わりコーヒーのほかに、カプチーノやアメリカーノ、モカなどバリエーション豊富です。店内用のグラスやマグカップなど、すべてに「ねずみのANDY」がプリントされていて、思わず和みます。
店内はペット同伴OKなので、飼い主さんとくつろぐワンちゃんを見て癒されるチャンス!? 電源のある席もあるので、ノマドワークにも適しています。ANDYに囲まれてくつろいだあとは、店内で販売するグッズもチェックしてみましょう。ANDYとマグカップのロゴが描かれたTシャツやタンブラーなど、カフェ限定アイテムが揃っています。
店舗概要
ANDY COFFEE(アンディ コーヒー)
所在地:東京都渋谷区代官山町11-1
アクセス:東横線代官山駅北口から徒歩約5分
営業時間:8:00~19:00
定休日:無休
公式SNS:https://www.instagram.com/andycoffee_tokyo/
カフェとギャラリーが融合したアート空間でティータイム
お次は天王洲アイルにある「WHAT CAFE(ワット カフェ)」です。手掛けているのは、アート作品の保管などで、美術業界をサポートする寺田倉庫。古くからある倉庫をリノベーションし、ミュージアムやギャラリーなど、さまざまなアートにまつわる施設を展開しています。寺田倉庫が運営する「WHAT MUSEUM」は、現代アートと建築のミュージアム。WHAT CAFEはWHAT MUSEUMから徒歩3分の場所にあるので、アート鑑賞のあとのひと休みにおすすめなんです!
WHAT CAFEの最大の特徴は、作品を展示するギャラリースペースにカフェスペースが併設されており、気に入った作品を購入することができるところ! ランチやカフェを楽しみながら、作品を鑑賞することもできます。約800㎡の広さのある店内では、気鋭のアーティストの作品を年に数回、展示替えをしながら紹介しているそうです。会期によって作品を入れ替えるため、訪れるたびに新しい作品に出会うことができます。
カフェで提供するメニューは、カジュアルランチにぴったりのワンプレート料理やドーナツ・フィナンシェなどのスイーツなど。クラフトビールもあるなど、さまざまなシーンで使えそうなラインナップです。
6月下旬からは”動き”をテーマにした展示を開催
2025年6月27日(金)からは、アートキュレーター野間博尊氏がセレクトする、若手作家のグループ展「WHAT CAFE EXHIBITION vol.42:Framing Motion」を開催します。本展では、内面の揺らぎ、技術的な試み、文化的視点など、アーティストたちの創作における“動き”が可視化された作品を紹介します。緻密な描写や抽象的な表現など、作品のテイストも多様な16人のアーティストにスポットライトを当て、約130の作品を展示販売します。
ちなみに、作品の価格はキャプションに記載があり、数万円のものから幅広く展示されているので、お部屋に飾る一枚をセレクトしてみては!? ティータイムを楽しみながら作品を選べば、自宅に飾りたい作品のイメージが湧きそうです。
店舗概要
WHAT CAFE(ワット カフェ)
所在地:東京都品川区東品川2-1-11
アクセス:りんかい線天王洲アイル駅出口Bから徒歩約4分
営業時間:11:00~18:00
定休日:不定休
公式サイト:https://cafe.warehouseofart.org/
知的好奇心を刺激する“美術倉庫のカフェ”
アート空間に浸れるもうひとつのお店が、浅草にある「safn°(サフン)」。アートストレージとホテルが融合した「KAIKA 東京 by THE SHARE HOTELS」の1階ロビーに併設するカフェレストランです。館内にある9つのアートストレージは、作品を公開保管するスペース。フェンスの向こうに作品が収蔵された箱が積み上がっているという、まさに美術倉庫な空間となっています。
KAIKA 東京 by THE SHARE HOTELSでは、才能あるアーティストの発掘を目的として、2年に1度「KAIKA TOKYO AWARD」を開催。審査委員の秋元雄史氏が、一般公募のなかから注目の現代アート作品を選出しています。カフェ店内やホテル共用部の各所で入選作品を展示しており、最新のアートシーンを体感することができます。
朝食は、北海道産小麦「ゆめちから」を使ったヘルシーなベーグルが評判。ホテル宿泊者以外もオーダー可能で、BLTサンドやヴィーガンサンドなどから選べます。
カフェタイムには、自社焙煎のスペシャルティコーヒーを。「台東区のロースタリーBARKのシングルオリジンを使い、オーダーが入ってからハンドドリップやエスプレッソ、さまざまなエスプレッソビバレッジを丁寧にお作りします」とのこと。こだわりのコーヒーを、プリンアフォガードやマフィンなどのスイーツとともに楽しめます。
アートに囲まれた空間で、いつもと違う新鮮なひと時を味わってみてはいかがでしょうか?
店舗概要
safn°(サフン)
所在地:東京都墨田区本所2-16-5 KAIKA 東京 by THE SHARE HOTELS 1F
アクセス:都営浅草線浅草駅から徒歩約8分
営業時間:朝食7:00~10:00、カフェ&レストラン11:00~19:00 (フードLO 18:00、ドリンクLO 18:30)
定休日:不定休
公式サイト:https://safn.jp/
問合せ:03-5637-7170