肌が弱くて母乳育児を中止。「完ミ」で2人を育てた結果…
昭和62年生まれ、ママライターの「ねんね」です。現在、3歳女の子と1歳男の子、今年夏に出産予定の赤ちゃんがおなかにいます。今回の妊娠で3人目ですが、これから始まる母乳育児に不安があります。
今回は、過去2人の母乳育児について振り返り、3人目の子どもの母乳育児への向き合い方を紹介します。
訳もわからずに頑張っていた1人目の母乳育児
昔から肌の弱かった私。まさか出産後の母乳育児で困難を抱えるとは思っていませんでした。
私の母や祖母、親戚なども皆、母乳育児ができていたようなので、私も「子どもが生まれて多少の困難を乗り越えれば、母乳育児は当たり前」くらいに思っていました。
1人目の出産後の入院中、先生からも乳首の形も母乳の出も問題ないと言われたのですが、子どもはうまく吸い付くことができず、上手に母乳を飲むことができませんでした。
母乳の出が良くなる飲み物を口コミで調べて購入したり、里帰り中に私の父が母乳の出が良くなる料理を作ってくれたり…。当時を振り返ると、たくさんの思い出が蘇ります。様々なことを試しましたが、どれもあまりうまくいかず、最終的に産後4ヶ月くらいから「完ミ」(完全ミルクのみの育児)にしました。
今思い出すと、それまでの4ヶ月間は、本当に可哀想なくらい子どもが嫌がるなかも、なんとか母乳を飲ませようと1回で何時間も葛藤する毎日で、私も子どもも授乳の時間だけで疲労困憊でした。
2人目は母乳育児で頑張りたかったけれど…
2人目を妊娠した時、「今回は絶対母乳育児を成功させたい」という目標がありました。事前に、産後の母乳育児に親身になってくれる産院を探し、1人目と産院を変えました。
今回は、出産前に母乳外来が2回ありました。出産前の助産師外来でも、やはり乳首の形は問題ないとのこと。産後に診てもらったときも、問題ないと言われました。
そして、2人目は子どものおっぱいの吸い付きも良く、産後の入院中も体重が増えていき順調でした。
しかし、途中から乳首がちぎれそうなくらいヨレヨレになってきて、乳首パッド、保護クリームなどを使用していました。結局、子どもの吸い付きは良かったのに、1人目の子より母乳育児は長続きしませんでした。
おそらく、私の場合は子どもの吸い付きの良し悪しではなく、元々肌が弱く、乳首の皮膚も弱かったことが影響しているようでした。周りの人からは、「皮膚はそのうち強くなるよ」などと励まされることがありました。
ですが結果、母乳育児を断念することとなり、自分の忍耐力や根性のなさを責めずにはいられませんでした。
最終的に、2人を「完ミ」で育てた結果は?
最終的に「完ミ」で育てた私の子どもの場合は、2人ともあまり風邪もひかず元気に育っています。入院中から母乳とミルクを混合にしていたこともあり、2人とも哺乳瓶の拒否はありませんでした。
粉ミルクは種類がたくさんありますが、私は産院で使用していたものをそのまま変えず、退院してからも使用していました。かといって、そのミルクでないとダメということもなく、外出などで他の種類のミルクを飲ませたときも、特に問題なく飲んでくれました。
もし今後、3人目を「完ミ」にするか悩むことがあれば、そんなに深く悩まず、私が少しでも笑顔で赤ちゃんに寄り添ってあげられる方法を選択したいと考えています。
私自身、3人目は2人の上の子同様、できる範囲までは母乳育児を頑張りたいと思っています。2人の育児経験で、自分の皮膚が弱いということが影響することがわかったので、早い段階から保護クリームなどを使用し、なるべく乳首の皮膚を悪化させないことが最善の策だと思っています。
とはいえ、授乳は1日何回も行うことなので、うまくいかなければ、だんだんつらくなってくることも予想。なので、何ヶ月かでラインを引いて、もし母乳育児が難しければミルクに移行して、赤ちゃんとの貴重な時間を楽しく過ごすのも良いと思っています。自分自身の気持ちと体も大切にしながら進めていきたいと思います。
[ねんね*プロフィール]
幼少期からクラシックバレエ、ミュージカル一筋で生きる。社会人生活後、結婚出産。3人目の妊娠を機に、私の経験が皆様のお役に立てればという想いで、ライターへ。
※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。