区内専門学生 「火災予防」ポスター制作 身近な危険を表現
学校法人岩崎学園横浜デジタルアーツ専門学校(新横浜)1年の伊藤瀬七さんが制作したデザインがこのほど、火災予防運動啓発用ポスターに採用された。11月9日から15日(金)まで実施されている「秋の火災予防運動」の啓発のために使用される。
伊藤さんのデザインは、料理中に目を離したすきに鍋から火が燃え上がる場面を捉えた作品になっている。6月から制作に取り掛かり、まずは防火に関するサイトなどで情報収集を行った。住宅火災の原因に着目し、油などを使用したキッチン周りでの不注意による火災が多いことからデザインの着想を得た。
「人のイラストは緩く、鍋や炎はリアルに描いた」と話す伊藤さん。緩い雰囲気で平穏を、リアルさで危険なことや現実にピントを当てて表現したという。ヒントを得るため関連動画を見ていた時に、「(出火時は)こんなに赤くなるんだ」と感じ、全体をより赤くし危機感が伝わるようにデザイン。調べる中で知り得た「危険は身近にある」ということをデザインに落とし込んだ。
同校ではポスター制作のほか、同運動に合わせた動画を制作した学生もおり、動画は市庁舎などで放映される。