ナン、でも美味しい！気取らない酒場【酒膳やましろ】〜キャンヒロユキの「とー、飲み歩きやってみよう」〜

11/20(水) 16:30配信

今回お邪魔したのは、那覇市前島のなかよし通りにある「酒膳やましろ」さん。

ブルーの看板が⽬印！

通るたびに、ステキなブルーの看板が⽬に⼊り、いつか⾏きたいなぁ、と常⽇頃から思っていたお店です。今回⼀緒にお邪魔したのは、ウエサトモトシさんと、タカくん。

ウエサトモトシさんは、ミュージシャンでありイラストレーターであり、さらにラクガキスト（それなによ？と思った⼈は本⼈に聞いてください）の肩書を持つお⽅。前々からお名前は知っていたんですが、その⽇がモトシさんとははじめましてでした。そんなモトシさんとワタクシを繋いだのが、元ミュージシャンのタカくん。 20数年前に福岡で活動していて、路上で演奏してるところをワタクシの妹にナンパ（笑）されて、それからのお付き合い。今回沖縄に遊びに⾏くからご飯でも、となった際にミュージシャン仲間として紹介してもらったのがモトシさん、このお店は彼の⾏きつけのお店とのことなんです。ということで３⼈で早速おじゃましまーす。

店内はテーブル席とカウンター席のシンプルな作り。なんですが、壁にこんなのを発⾒！

飲み物の空き⽸で作られた帽⼦です。こういう⼿作りのものを飾ってる感じ、ほっこりしますねー。タバコのパッケージで和傘を作って、琉球⼈形に持たせて飾っているお家、昔あったなー。中根のおじさんちにもあったわー。さて、ここでメニューチェック。

テーブルのメニュー以外にも、板書されたおすすめメニューが。⿂も⾁もウチナー料理も、まんべんなく。うーむ、悩む。悩みながらも、いくつか料理を注⽂。そしてタカくんが沖縄に来たから、ということで、せっかくなのでと泡盛「菊の露」を注⽂。そうそう、泡盛の⽔割りを飲む際、ワタクシ「これでもかぁぁっ！」というくらい混ぜるんです。

というのも。芸⼈ベンビーが20年ほど前に「キャンさん、しまー（泡盛）は、混ぜれば混ぜるほど粒⼦が細かくなって、味がまろやかで美味しくなります」と話すのを聞いて、おおなるほど、と始めた次第。ただ、最近ベンビーと飲んだ際、彼はほぼ混ぜることはなく泡盛を飲んでおりました。あの話はどうなったんだい！？ということで、菊の露の⽔割りをグビリ。やっぱり「これでもかぁぁっ！」というくらい混ぜると粒⼦が細かくて、まろやかで美味しいなぁー…思い込みですかね？そしてそのまろやかな泡盛を、より美味しくしてくれる料理を紹介しよう。まずはこちら。「へちまのみそ煮」

沖縄名「ナーベーラーンブシー」というやつですね。ここのナーベーラーンブシーは、へちまをトロトロになるまでンブシーするわけではなく、ナーベーラー感もある程度残っていて、それを島⾖腐とポークと⼀緒にいただくと、それぞれの味わいがしっかりと楽しめます。味噌味もマイルドでよろしい。お次はこちら。「ふーちきなー」

卵をたくさん吸ったお麩のふわふわと、チキナーの苦味とポークの塩味がベストマッチ。沖縄料理が美味しいお店って、塩加減がしっかり遠慮なくついているよな～。あー泡盛が進みます。そして、ご飯欲しい。お次はこちら。「とうふにんにく炒め」

はじめににんにくを油でカリッと炒めることで、にんにくの旨みが油にしっかり染みこみ、その旨みのついた油で島⾖腐と野菜を炒めることで、⾖腐と野菜の素材の味も引き⽴って、あー美味い！胡椒もいい感じに効いてます。あー泡盛が進みます。そして、ご飯欲しい。そのまま油もご飯にかけて混ぜ混ぜして⾷べたらサイコーでしょう。ご飯あるか聞けばよかった。続いてはこちら「やんばる豚ハンバーグ」

届いた時は⽬⽟焼きが載っていて、ハンバーグの全貌は明らかにしていませんが、⽬⽟焼きの隙間からお箸で切って⼝に⼊れると、お⾁の⽢みと旨みがしっかり閉じ込められていて、まあ美味しい。⽬⽟焼きの⻩⾝を潰して、それに浸して⽩⾝と共にいただくと、またまたまろやか絶品。そして、こちらが意外にも！というと失礼ですが、美味しかったのが「ナンピザ」

私、注⽂するまで実はあまり期待していませんでした。ですが、ひと⼝⾷べるとあんれまぁ！ナンの⽣地のふっくら感と、スパイシーなソーセージ、それにチーズがほんのり焦げたカリッと感がめちゃめちゃマッチします。「これ、もう1枚注⽂していい？」と連れの２⼈に聞いたほど。そして、やっぱりこれはビールでしょう、ということで、別で注⽂したビールでゴクゴクとナンを流し込んだのでした。いやー、次お邪魔した時も、これ注⽂しようっと。ということで、昔ながらのお友達とはじめましてのお友達の3⼈宴。そしてはじめましてのお店。「酒膳やましろ」さんのお店の雰囲気のように、ふんわりと楽しい、こういう夜も良いですなぁ。