厳選した鶏肉を丁寧な仕込みで提供する人気店『炭火焼鳥 鶏秀』に行ってきました 尼崎市
JR尼崎駅から一本路地に入った閑静な住宅街の中にある『炭火焼鳥 鶏秀(とりひで)』。焼き鳥が大好きで全国の焼鳥屋を100軒以上食べ歩いた店主が営む同店は、美味しくリーズナブルと評判で連日賑わっています。
元々サラリーマンをしていた店主の宮島さんは、学生時代に飲食店で働いた経験があり、サラリーマン時代に飲食に携わる機会があったのをきっかけに「自分の好きな焼鳥の店を出したい」という思いが強くなり、2020年に地元・尼崎に同店をオープンされました。
店内はカウンター席が中心でテーブル席は1卓のみ設けられています。
店主自ら毎朝下処理から串打ちまで手間暇かけて行っており、特に串打ちは焼き上がりをイメージしながら心を込めてされています。「その日一番うまい鶏」を提供したいと九州や四国、淡路島など部位ごとに仕入れ先を変えるという徹底ぶり。ここまで素材や仕込みにこだわっているのに、メニューを見ると価格はどれもリーズナブルであれもこれも注文したくなります。
筆者は今回、つなぎが一切使われていないという「つくね」と「上もも串」とあまりほかの焼鳥店ではお目にかかったことのない「ホルモン煮込み」の3品をオーダーしました。
カウンター越しに「つくね」と「上もも串」を炭火で焼いている様子が見られるので待っている間もワクワクが止まりません。
まず最初に「上もも串」をいただきます。今まで筆者もいろんなお店で焼鳥を食べてきましたが、ここまで大きい鶏が刺さった串は初めてです。柔らかい鶏の足の付け根のみを使用しているので、皮目はパリパリ身はふっくらでジューシーで満足感が十分に感じられました。
同店の「つくね」は小さいつくねが団子状に刺されているものではなく、大きなハンバーグのような見た目。中まで火を通すため焼き上がりには20分ほどかかるそうです。鶏肉100%で香辛料のみの味付けなので炭火の香りと鶏の旨味をしっかり感じられ、こんなに大きいのに気づいたらぺろりと完食してしまっていました。
最後に6時間煮込んで旨みを凝縮したという「ホルモン煮込み」を実食。たまひも、ずり、きも、こころ、はらみなどの各部位を手間ひま惜しまず丁寧に仕込み、特製醤油だれでじっくり煮込んだ一皿。
見た目から濃い味付けなのかと思いきやホルモンそれぞれの美味しさがしっかり際立っていて、意外とあっさりと食べられます。臭みなども一切なくただひたすらに旨味が楽しめます。5種類ほどのホルモンが入っているので、それぞれの食感も楽しめますし、お酒好きの方にはアテになること間違いなしです。
ほかには6時間かけてとった鶏出汁の「とりらーめん」や季節の野菜と鶏肉を使った月の一品料理などが楽しめます。鶏好きな筆者にはたまらないお店で、大事な人にこっそり教えたくなるお店でした。金曜日、土曜日は混み合うことが多いので、事前の予約がオススメです。
場所
炭火焼鳥 鶏秀
(尼崎市長洲本通1-7-5 パールハイツ102)
営業時間
月曜~土曜日 17:00~22:00(料理L.O.21:00、ドリンクL.O.21:15)
定休日
日曜日、祝日