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外構工事とは?外構の種類別特徴や費用を抑える5つのポイントも解説

リブタイムズ

外構工事とは?外構の種類別特徴や費用を抑える5つのポイントも解説

外構工事とは、一般的には住居の外回り工事のことです。しかし、具体的にはどんな工事内容なのか、誰にどんなタイミングで依頼すればよいのかわからないという人も多いのではないでしょうか。

この記事をお読みいただくと、外構の意味や外構工事でできること、依頼できる業者の種類や費用相場もわかります。

工事費用を抑えるためのポイントも解説していますので、ぜひ最後までチェックしてみてください。

外構工事で機能性や動線に優れた住空間を手に入れた実例はこちらからご覧いただけます。
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外構工事とは?

そもそも外構とは?

外構工事の内容に入る前に、そもそも外構とは何か、その意味や範囲について押さえておきましょう。

外構とは「建物の周り」のことで、具体的には門扉や塀、フェンス、ポスト、ガレージ、カーポートなどの構造物全般を指します。

なお、外構と似た言葉に「エクステリア」がありますが、エクステリアは「インテリア」と対になっており、厳密には住居を含む敷地全体を空間として捉え、デザインするための概念です。具体的には、構造物に加えて植栽や看板、光源といった装飾的な要素を含み、住居の外壁や屋根も対象として含まれることがあります。

昨今では同じ言葉として使われることが多いですが、外構を対象とする業者やエクステリアのデザインを得意とする業者もあるため、違いを押さえておくとよいでしょう。

外構工事とは?

外構工事は、敷地内に必要な構造物を設置したり、住まいとして使いやすくするために地面などを整備したりする工事のことです。

外構工事を依頼する場合、主に2つのパターンがあります。1つ目は家を新築するタイミングで建設業者に外構工事も依頼するパターンです。2つ目は外構工事の専門業者に直接依頼するパターンで、住居の新築やリフォームと並行して行う場合もあれば、必要な工事のみを依頼するケースもあります。

なお、家の建築中に別の業者に外構工事を依頼する場合は、建物の建設業者の了承を取るようにしましょう。

目的別|外構工事の具体例

外構工事の目的は主に以下の6つです。

・ プライバシーの確保・ セキュリティの強化・ 安全に過ごせる環境整備・ 駐車場・駐輪場の確保・ 建物と調和のとれた敷地の整備・ アクティビティを楽しむスペースや設備の確保

それぞれについて、工事内容の一部をご紹介します。

プライバシーの確保

外部からの庭や家の中を見えにくくするための工事です。具体例として、塀や門扉、フェンスなどの設置や、庭木などの植栽などがあります。

セキュリティの強化

不審者の侵入を防ぎ、犯罪から家族を守るための工事です。高めの塀やフェンス、門扉、植栽などを設置して物理的に侵入を防ぐほか、犯罪を抑止する効果のあるセンサーライトや防犯砂利、防犯カメラなどを設置する工事があります。

安全に過ごせる環境整備

敷地内で安全に移動したり過ごしたりできるよう、環境を整えるための工事です。玄関アプローチを整備して道路から家までの動線を確保するほか、防草シート・芝生・砂利の敷設や飛び石の設置、転倒防止のためのスロープや手すりの設置などがあります。

駐車場・駐輪場の確保

駐車スペースを確保して乗り降りをスムーズにするほか、車を風雨や紫外線などから保護するための工事です。駐車スペースの地盤を整備したり、カーポート・ガレージ・駐輪場などを設置したりします。

建物と調和のとれた敷地の整備

庭と建物の調和や美観を重視して整えるための工事です。和風や洋風、モダンテイストやナチュラルテイストなど、住居の外観になじむ造園工事や植栽などがこれにあたります。

アクティビティを楽しむスペースの整備

趣味や家族団らんを楽しむスペースや設備の確保を目的とした工事です。ウッドデッキやテラスの設置、花壇や水栓・物置・ガレージの設置などがあります。

3つの外構スタイルと特徴

外構工事はやみくもに進めるのではなく、住居の屋外部分を住まいとしてどのように整備するか、方針や方向性を定めて計画することが大切です。

ここでは、参考として、以下の3つの外構スタイルとその特徴をご紹介します。

・ オープン外構・ クローズ外構・ セミクローズ外構

オープン外構

オープン外構とは、門や塀、フェンスなどを極力設置せず、開放感を重視したスタイルです。植栽には、高さを抑えられる低木が好まれます。

オープン外構は、日当たりや風通しを確保しやすいのが特徴です。そのため、北向きの家でよく採用されます。3つの中では、費用も抑えやすいスタイルです。

開放的な空間が魅力ですが、門やフェンス以外の方法でセキュリティ対策をする必要があります。

クローズ外構

クローズ外構とは、建物や敷地の周りを塀やフェンス、生垣で囲うスタイルです。構造物で囲うことで周囲の視線を遮ったり、不審者の侵入を防いだりすることができます。

プライバシーやセキュリティ確保に優れているクローズ外構ですが、日当たりや風通しが確保しづらく、敷地面積によっては閉塞感が出る点に注意が必要です。また、建材や植栽の量も多いため、初期費用がかさむことも押さえておきましょう。

セミクローズ外構

セミクローズ外構とは、上記2つのスタイルの良いところを取り入れたスタイルです。目線が気になる箇所のみにフェンスや生垣を設けながら、ほどよく開放的な庭を楽しめます。

ただし、レイアウトによっては日差しや風の通り道を遮ってしまったり、閉塞感が出てしまったりすることも。工事箇所は部分的でも庭全体のデザインを考えながら設計する必要があるため、レイアウトの難易度は高めです。

費用はオープン外構よりはかかりますが、クローズ外構と比べると安く抑えられます。

外構工事の費用相場

外構工事を検討する際、施工費用がどのくらいかかるかが気になるものです。

ここでは「工事ごと」と「スタイルごと」に分けて、工事費用の相場をご紹介します。

ただし、外構工事の費用は土地の状況、工事の内容や規模、建材などによって大きく変動するため、相場はあくまで予算を組むための目安です。

施工業者に現地調査をしてもらったうえで、必ず見積もりを取るようにしましょう。

工事ごとの費用相場

工事の内容別に費用をまとめました。実際の費用は、使用する建材や全長・面積、作業人数などによって変動します。目安として参考にしてみてください。

外構スタイル別の費用相場

外構スタイルごとに費用の相場をまとめました。実際の費用は、敷地面積や設置する構造物の内容などで大きく変動します。「工事ごとの費用相場」と合わせて参考にしてみてください。

なお、土地の形状によっては費用が割高になることがあります。高低差があり整備が必要な土地や、工事車両が入りにくい旗竿地などは、相場より多めに予算を組んでおくとよいでしょう。

外構工事の費用を抑える5つのポイント

外構工事の費用を抑えるためのポイント5つを順番にご紹介します。

1. 外構に求める機能を絞り込む2. 優先順位をつけて外構を整える3. 外構工事の専門業者に依頼する4. 素材を選ぶ5. DIYにチャレンジする

1.外構に求める機能を絞り込む

外構工事はオーダーメイドであるため、望む機能をすべて盛り込もうとすると、予算オーバーになりかねません。

外構工事は、工事内容がシンプルであるほど、費用を安く抑えられます。まずは欲しい機能や設備を見直し、今の生活に必要なものを絞り込んでみるとよいでしょう。

2.優先順位をつけて外構を整える

外構は一度の工事で完成させるのではなく、段階的に整えていくという発想を持つと、初期費用を抑えることができます。

その際、優先順位をつけて、生活に欠かせないものや緊急性の高いものから取り組むとよいでしょう。

たとえば、プライバシーやセキュリティの確保にかかわることは、安心・安全な生活を送るうえで欠かせない要素であるため、早い段階で取り組む必要があります。また、駐車場や駐輪場は早めに確保して車や自転車を保護すると、劣化を防いでメンテナンスの回数や費用を抑えることができるでしょう。

3.外構工事の専門業者に依頼する

外構工事を住居と同じ建設会社に依頼すると、新たに外構工事の業者を探す時間や労力を省けます。ただし、ほとんどの建設会社は外構工事部門を持たず、関連業者を紹介されるため、工事費用に仲介手数料が上乗せされます。

外構工事の専門業者を自分で探して依頼すると仲介手数料は不要なため、その分を工事費用に回すことが可能です。外構工事は施工会社によって得意とする分野や料金が異なるため、複数社に相談して見積もりを取るとよいでしょう。無料見積もりサイトを利用すると、ニーズに合う複数社を紹介してもらえ、見積もりも一度に取ることができて便利です。

4.素材を選ぶ

外構工事の費用は範囲や設置する構造物の数だけでなく、使用する建材の素材によっても大きく変動します。なるべく安価な素材を選ぶことで、費用を安く抑えることが可能です。

たとえば、目隠しフェンスの素材に木材や鉄を使うと初期費用も高いうえ、定期的なメンテナンス費用も発生します。アルミやスチール素材にすると耐用年数も長く、安く仕上げられます。

ただし、素材感は外構の仕上がりを左右するため、素材ごとのメリット・デメリットや完成イメージを確認したうえで決定しましょう。

5.DIYにチャレンジする

防草シートや砂利、人工芝を敷く、レンガで玄関アプローチをつくるなど、資格がなくてもできる部分をDIYで施工してみるのもおすすめです。必要な道具があれば、材料費だけで済むため、費用を大きく抑えることができます。

まとめ:外構工事の基本的な知識や相場を押さえて、快適な空間を実現しよう

この記事では、家の外回りを整える外構工事を検討するにあたって必要になる基本的な知識や費用相場について解説しました。

外構工事は家の新築やリフォームのタイミングで行うほか、ライフステージの変化や必要に応じて段階的に進める方法もあります。

工事内容や主な外構スタイルといった基本的な知識に加え、依頼できる業者の種類や費用感を押さえておくと、自分に適した方法で計画しやすくなるでしょう。

記事を参考に、快適な住空間を実現するための外構工事を計画してみてください。

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