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現地に行って食べて味わい尽くしたい!おいしい日帰り「静岡市」グルメ5選

アーバン

「浜のかきあげや」では生の桜えびがのった丼などが人気(画像:シカマアキ)

●冷凍マグロ日本一の清水港 魚市場で味わう海鮮が絶品

 静岡市は、東京から東海道新幹線で約1時間の近さ。世界遺産の富士山を望む三保松原をはじめ、徳川家康が人生の約3分の1を過ごした駿府城、家康公が葬られている国宝の久能山東照宮、魚介類の宝庫で知られる清水港などがあります。

 冷凍マグロ水揚げ量・日本一を誇る「清水港」にある魚市場が、「清水魚市場 河岸の市」です。鮮魚店などがある「いちば館」と、食事処が多く並ぶ「まぐろ館」があります。仲卸業者も買い付けに来るため鮮度抜群の魚介類を買うことができ、食事処では新鮮な魚介類を存分に味わえます。

三保の松原から見る富士山【画像一覧】
「清水魚市場 河岸の市」まぐろ館の人気食事処「ととすけ」(画像:シカマアキ)

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 魚河岸食堂「ととすけ」は、まぐろ館で人気の高い食事処。マグロ専門の運送業者の直営店で、マグロをはじめとした魚介類を自社便ならではのリーズナブルな価格で提供しています。

3種類のまぐろが食べ比べできる「まぐろトロ三昧定食」(画像:シカマアキ)

 本マグロ、バチマグロ、ビンチョウマグロが食べ比べできる「まぐろトロ三昧定食」や、元祖ととすけあげ(マグロのカマ)が付く「ととすけ定食」などが人気。元祖ととすけあげは、1本のマグロから2個しか取れない希少部位のカマをオリジナルの製法で揚げ、先代から継ぎ足し続ける甘辛タレにからめた逸品です。

●「桜えび」が生で食べられるのは世界で静岡市だけ!春と秋の限定グルメ

 静岡の春と秋を代表する魚介類といえば「桜えび」です。赤い宝石と呼ばれる桜えびが日本で水揚げされるのは、駿河湾のみ。世界的にも駿河湾と台湾でしか獲ることができず、極めて希少な生物です。

とれたての生の桜えびが食べられるのは静岡市だけ。特に秋漁時期がおすすめ(画像:シカマアキ)

 静岡市では世界で唯一、とれたての桜えびを生で食べることができます。甘くて口の中でとろける甘さは生の桜えびならでは。

 特に、秋漁の桜えびは「殻がやわらかくて甘い」のが特徴です。2023年の「桜えび」秋漁は、11月1日から12月25日までの予定(状況によっては前倒しで打ち切る場合あり)

「浜のかきあげや」では生の桜えびがのった丼などが人気(画像:シカマアキ)

 桜えびを水揚げする由比漁港の漁協が経営する「浜のかきあげや」は、桜えびが味わえる人気スポット。金・土・日・祝、しかも昼のみの営業で、地元はもちろん遠方からも多く訪れ、長い列ができることも。生桜えびの丼や桜えびのかき揚げなどを販売しています。

●わさび漬の「田丸屋本店」が手掛ける創作料理店で静岡グルメ堪能

 静岡の定番みやげ「わさび漬」のトップブランドで知られる田丸屋本店は、明治8(1875)年創業の老舗。その田丸屋本店が静岡市内で経営する創作料理店が「造りの山葵」です。

わさび漬の老舗・田丸屋本店が経営する創作料理店「造りの山葵」(画像:シカマアキ)

 わさびは、徳川家康がかつて「味の良さと葉の形が徳川家の家紋に似ている」と語って好んだとされ、日本原産の数少ない香辛料。「造りの山葵」では、そのわさびをはじめ、店主自らが魚市場に足を運んで目利きした桜えび、しらす、マグロなどの海の幸が使われた、こだわりの料理の数々を堪能することができます。

また、静岡ならではの地酒もそろい、すりおろした本わさびを焼酎で割った「わさび焼酎」なども。静岡ならではの高級グルメがじっくり味わえるおすすめの食事処です。

本わさびを自らすりおろして味わう料理はどれも絶品(画像:シカマアキ)

●B級グルメで話題「静岡おでん」が味わえる場所と地元ならではの話

 「静岡おでん」は、静岡市で長年親しまれてきたおでんです。特に戦後、青葉公園およびその周辺に約200もの屋台が並び、夜ごとに仕事帰りの人々でにぎわいました。

 また、静岡市では駄菓子屋にもおでんがあり、学校帰りの子どもたちが買うのも定番。近年は静岡のB級グルメとして、全国でその知名度が広がりました。

静岡おでんは真っ黒なだしでおでんを煮込む(画像:シカマアキ)

 おでん屋台は静岡市の都市開発により撤去を余儀なくされましたが、その一部は移転して「青葉横丁」と「青葉おでん街」として営業を続けています。赤ちょうちんがともる狭い路地には、昭和レトロの雰囲気が漂います。

夜の青葉横丁。今の時代でも昭和レトロな雰囲気がある(画像:シカマアキ)

 黒はんぺんや牛すじなどの具材はすべて串に刺さっており、食べるときに青のりやイワシなどのだし粉をかけるのが、静岡おでんのスタイル。特に(牛すじだしや濃口しょう油を使うため)継ぎ足しで真っ黒になったつゆ、黒はんぺんなどは、他の地域では見られない静岡おでんならではの特徴と言えます。

●静岡茶が味わえる!買える! JR静岡駅直結の人気体験スポット

 静岡は日本を代表する「お茶」の産地です。その静岡茶が手軽に楽しめて、お土産として買うこともできるスポットが、JR静岡駅にある「しずチカ茶店 一茶」です。

静岡駅北口地下広場にある「しずチカ茶店 一茶」(画像:シカマアキ)

 しずチカ茶店 一茶は、静岡市のお茶が持つ魅力を広くPRするため、静岡茶商工業協同組合が運営する施設です。カフェの利用客は、組合加盟の約50社の中から週替わりで選ばれた3種類の「本日のお茶」から1つ選び、お茶菓子または上生菓子とともに味わうことができます。

おいしい静岡茶とお菓子で一服できるスポット(画像:シカマアキ)

 1煎目はスタッフがいれてくれ、2煎目からは自ら急須にお湯を注いでお茶を楽しみます。スタッフがおいしいお茶のいれ方を教えてくれるのも、うれしい点。茶葉をワンコイン(500円)で購入できるコーナーも地元の人々や旅行者らに好評です。

■清水魚市場 河岸の市(かしのいち)
住所:静岡市清水区島崎町149
TEL:054-355-3575
営業時間:9:30~17:30
定休日:水曜日
アクセス:JR「清水駅」より徒歩約4分
※まぐろ館の営業時間・休業日は店舗によって異なります。詳しくは公式サイトをご確認ください

■浜のかきあげや
住所:静岡市清水区由比今宿字浜1127
TEL:054-376-0001(由比漁港協同組合)
営業日:金・土・日、祝日
営業時間:10:00~14:00
定休日:月~木、年末年始
アクセス:JR東海道本線「由比駅」より徒歩10分

■造りの山葵(わさび)
住所:静岡市葵区紺屋町5-2
TEL:054-273-0031(問い合わせ時間 12:00~18:00)
営業時間:月~土17:00~23:00(L.O料理22:00/ドリンク22:30)
定休日:日曜日と連休最終日 ※ランチ営業はしばらく休業中
アクセス:JR「静岡駅」北口より徒歩約2分

■青葉横丁
住所:静岡市葵区常磐町1-8-7
営業時間:店舗によって異なる
定休日:店舗によって異なる
アクセス:JR「静岡駅」北口より徒歩約10分

■しずチカ茶店 一茶
住所:静岡市葵区黒金町49-1
TEL:054-253-0030
営業時間:10:00~19:00
定休日:水曜日(祝日の場合は翌営業日)、年末年始
アクセス:JR「静岡駅」北口地下すぐ

取材協力:静岡市

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