最終回まで休まず見ちゃう。大注目の“韓国人気俳優”が出演する【韓国のイチオシ新作ドラマ2選】
熱狂的なブームを巻き起こした大ヒット韓国ドラマ『梨泰院クラス』。日本でも『六本木クラス』というタイトルでリメイクされるほど注目を浴びました。本作で主演のパク・ソジュンと並んで、爆発的な人気を博したキム・ダミが、新たに主演した新作が話題となっています! 今回は、彼女をはじめ、日本でも注目度の高い俳優が出演する韓国ドラマを2本紹介します。
1.キム・ダミ主演『ナインパズル』
10年前の殺人事件の唯一の目撃者となった主人公が、断片的に記憶を失いながらも天才プロファイラーとして成長し、連続殺人事件の秘密を暴いていく、予測不能な本格心理サスペンス・ドラマ。
『梨泰院クラス』では、IQ162という高い知能を持ち、反社会的な行動や気質を特徴とする“ソシオパス”のキャラクターを演じたキム・ダミが、再び天才キャラクター役ではありますが、本作では冷静沈着かつ気遣いのできる穏やかな主人公、ユン・イナを魅力的に好演しています。
ある日、おじの家を訪れたイナは、彼が殺害されているのを発見。現場にはパズルのピースが残されていました。事件を担当した刑事キム・ハンセム(ソン・ソック)は、第一発見者のイナを容疑者として追いますが、真相は分からないまま未解決事件に。
10年後、イナは並外れた観察力で犯人の心理的動機を暴く天才プロファイラーとして働くようになっていましたが、ハンセムは彼女への疑念を抱き続けていました。
そんな折、イナの元に郵便が届きます。中に入っていたのは、10年前の殺害現場に残されたパズルのピースと完全に一致する“新たなピース”でした。それを合図に連続殺人事件が発生し、ハンセムは毛嫌いしているイナとバディを組んで、事件の謎に迫っていくことになります。
本作の制作発表会で、ハンセム役のソン・ソックは、「イナは守りたい存在でありながら、打倒したい相手でもある。両面の感情があって、一言では表せない関係」とコメントしています。キム・ダミと異色のバディを組むことになる役を演じているソン・ソック。日本のドラマや映画の取材をしている際、“気になる俳優”として、彼の名前が挙がっているのを耳にしました。
キム・ダミ、ソン・ソックの2人は演技派俳優であり、さまざまなドラマや映画で活躍しています。ぜひ、新ドラマ『ナインパズル』をチェックして、2人の名演技と、謎に満ちたストーリーにハマってみてはいかがでしょうか。
2.チ・チャンウク主演『江南Bサイド』
甘いマスクにスタイル抜群のイケメンで、数々のラブロマンス作品が評判の人気俳優、チ・チャンウク。数々のヒット作があり、“視聴率王子”と呼ばれたり、韓国外でも人気があるため、“アジアの貴公子”と呼ばれたりもしています。そんなチ・チャンウクが、当サイトでも紹介した『最悪の悪』では犯罪組織に潜入する刑事に扮し、ハードボイルドな一面を見せました。そして今回、『江南Bサイド』で、再びワイルドさとミステリアスさを兼ね備え、江南を牛耳る“謎の男”ユン・ギルホを演じ、圧倒的な存在感を見せつけます!
同僚や家族から疎まれていたエリート刑事カン・ドンウ(チョ・ウジン)は、汚職容疑で同僚警官を逮捕したことで孤立してしまいます。田舎で生活を立て直すことを余儀なくされたドンウでしたが、ソウルの賑やかな江南地区で立て続けに女性の行方不明事件が起き、娘の友達も事件に関わっていると知った彼は、再び大都会の刑事として捜査に臨みます。
『トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜』や『ナルコの神』などで知られる名バイプレイヤーのチョ・ウジンが、本作ではチ・チャンウクと共に主演を務めています。彼が演じるドンウは、ギルホと行動を共にし、アンダーグラウンドな世界に蔓延する暴力、ドラッグ、汚れた金、そして刑事の汚職に立ち向かうことに。
ハードな内容ですが、アクションに挑む姿もカッコいいチ・チャンウクを堪能できることは間違いないです。謎めいたギルホが迎える結末を知りたくて、見始めたら最終回まで止まらなくなります。
“アジアの貴公子”チ・チャンウクは、ラブロマンスはもちろん、ハードボイルドなノンストップ・サスペンス『江南Bサイド』でも、観る人のハートを鷲づかみにすること請け合いです!
清水久美子/海外ドラマ・映画・音楽ライター