薬に頼らない降圧方法「降圧ジャンプ」で血圧改善【薬なし減塩なし!1日1分で血圧は下がる】
「降圧ジャンプ」が高血圧に効く仕組み
血圧を下げるもうひとつのカギを握るのが、補助ポンプとして心臓の働きをサポートする肺です。加齢によって肺活量が減ると、酸素を全身にスムーズに送り届けられなくなります。そこで心臓が酸素量を安定させようとポンプ力を高めることで血圧が上昇します。
また、姿勢も肺活量に影響します。姿勢がいいと肺が膨らみ、酸素が入りやすくなりますが、筋力の衰えなどから猫背になると、肺を囲んでいる胸郭を動かす呼吸筋が動かなくなり、余計に酸素を取り込めなくなるのです。
降圧ジャンプでは、こうした硬く動きの少ない形状を記憶してしまった呼吸筋にアプローチします。胸を広げながらジャンプをすることで、呼吸筋を伸ばしつつ、心肺機能を上げる運動によって肺機能を活性化。肺活量が上がれば酸素を送り届ける力が高まり、心臓も過剰に働かなくてすみます。血圧が自然に下がるだけでなく、同時に足腰も鍛えられるという、一石二鳥の降圧運動です。
降圧ジャンプで! 心肺機能と足腰を向上
【POINT】
息が上がるのは心肺機能が衰えている証拠。ちょっとの「無理」が降圧につながる
【出典】『薬なし減塩なし!1日1分で血圧は下がる』著:加藤雅俊
