大阪で見つけた『パーポー』って一体なんだ? その正体は超簡単にプロの味に近づける魔法の調味料だった
地方のスーパーは見慣れない商品と出会えるので面白い。大きなお土産店よりも、地元民に愛されるニッチな代物が手に入ること多いので、時間があれば立ち寄るようにしている。
先日も大阪のスーパーにて『パーポー』なる謎の商品を発見。パ……パーポー? その印象的な響きに惹かれ、ついついジャケ買いをしてしまった。
・『パーポー』とは
タマノイ酢株式会社が販売をしている八宝菜が作れる粉末調味料とのこと。ネットの情報によると関西ではお馴染みの商品らしい。
箱の中には袋が2つ。ちなみに税込120円で購入した。
説明を読んでみると、たったの3ステップで調理ができるとのことだ。
せっかくなので実際に作ってみよう。
・マジで超簡単
パッケージには「冷蔵庫の余った食材でOK」という旨の記載があったので、実家の冷蔵庫に入っていた食材で調理をしてみることに。
まずは食材をカット。
お次は、火の通りにくいものから強火で炒める。
全体がしんなりしたら……水に溶いたパーポーを投入。
ちなみにパーポーは真っ白。チョレギサラダのドレッシングみたいな香りがする。
1袋あたり水250mLを使用。ダマになることもなく、サーッと綺麗に溶けてくれた。
では、投入。
中火にしてよく混ぜ合わせる。とろみがついたら完成だ。
マ、マジで超簡単。料理素人の私でも上手に作れた。
・驚きの仕上がり
自画自賛だがビジュアルは完璧。有名中華チェーンと比べても遜色のない仕上がりだ。
味も……バッチリ美味いじゃん! 下味なしだったので少々心配だったが、まったく問題ナシ。
後味にほんのりと感じる酸味もイイ仕事をしている。これは、もはやプロの味だ。
とろみもしっかり。これ、白米はもちろん麺類にかけても最ッ高に美味いだろうなぁ。
・新種のクリームシチュー!?
タマノイの公式サイトをみてみると、『ミルクパーポー鍋』なるアレンジレシピが記載されていた。気になったので調理をしてみよう。
基本は八宝菜の作り方と同じなのだが……
パーポーを入れる前に「牛乳」を投入して煮て下さいとのこと。
沸騰したら、水に溶いたパーポーを加え弱火でさらに煮れば完成だ。
見た目は完全にクリームシチュー。
なるほど~。食べた瞬間はクリームシチューにすごく近い。でも、徐々に感じる風味が中華のソレ! 中華料理店が手掛けたクリームシチューってな感じ。まろやかだけど、パンチのある味わいで最高だ。
これ、白米がめちゃくちゃ欲しくなる味だなぁ。クリームシチューに白米は反対派だったのだが……考えが変わるほどの仕上がりに驚かされた。
・てな便利で美味しい『パーポー』
関東でも購入できるのか、タマノイに問い合わせてみたところ
『一部店舗で販売をしております』
との回答をいただいた。
さっそく、自分の住んでる地域のスーパーを数店探してみたのだが……手に入れることができず。関東で購入するには、まだ少しだけハードルがあるのかもしれない。
もし気になった方がいたら、各種ネット通販を活用するのがオススメかも。常備しておいて損はナシだと思うので、ぜひ購入してみてほしい。
参考リンク:タマノイ酢株式会社
執筆:イナバタクヤ
Photo:RocketNews24