吉田康雄のザ・チャレンジへらぶな【春の霞ヶ浦でエンジョイ!:第1回】
テーマは「春の霞ヶ浦でエンジョイ!」。琵琶湖に次ぐ面積を誇る広大な霞ヶ浦で、このたび吉田が竿を出したのは茨城県行方市を流れる梶無川最下流エリアの浜地区。南っ気の強風下こそ狙いたいポイントだ。取材日は3月25日(火)。
ロコアングラーに偵察を依頼
さーて今回は霞ヶ浦だけど、やりたい場所のリクエストはあるかい?ちなみに昨年と同じ場所はNGだよ。
吉田康雄
「うーん……正直、霞ヶ浦のポイントに関してはほとんど無知なので関口さんにお任せします」
任せると言われても、オレだってそんなに詳しくはないしなぁ(汗)。
まあでも、こんなこともあろうかとロコアングラーに偵察をお願いしておいたから今回はその人に一任でいい?
吉田康雄
「もちろんです」
その人は取材でたびたびお世話になっている鉾田市在住の山﨑氏。何でも3月22日の北浦例会で48.5cmを釣り上げたらしいぜ。
吉田康雄
「エッ?北浦で例会をやるんですか」
そうらしい(笑)。
吉田康雄
「それにしても48.5cmとはスゴいですね。そこで取材をやりましょうよ関口さん」
いや、それも考えたんだけどすでに霞ヶ浦と告知しちゃったし、何より山﨑氏からお勧めできないと強く言われちゃったんだよ。
吉田康雄
「何か問題があるのでしょうか?」
本当に釣れないからお勧めできないってことらしい。
吉田康雄
「釣れてるじゃないですか48.5cmが!」
いやいや詳しく話を聞くと、例会全体で釣れたのがこの1枚だけだったらしい。
吉田康雄
「うわー、それは取材向きではないですね」
そうなんだよ。そこで同氏に今回の件を相談したところ、だったら仕事帰りに取材日数日前から霞ヶ浦をパトロールしておくから、それでよさげな所を紹介するよって言われているんだ。
吉田康雄
「でしたらすべてを一任ですね」
そういうわけ。
風波に強い浜地区
そんな山﨑氏から推薦されたのは、茨城県行方市を流れる梶無川最下流エリアの浜地区。このところ連日釣り人が多く入っているエリアらしく、また当日の風予報からもここがベストだろうとの話しだった。
吉田康雄
「予報では南南東4〜5mとなってますね。大丈夫でしょうか?霞ヶ浦では風が強いと波が護岸を越えてくることがありますよね」
そうなんだけど霞ヶ浦でいい釣りをしたいなら風波を嫌ってはダメらしく、むしろ真っ向勝負ほど好釣果が期待できるみたいだよ。
吉田康雄
「ですが波が護岸を越えるほどでは釣りにならないですよね」
ところがね、浜地区は護岸がジャカゴだから、波が打ち寄せても垂直護岸のように砕け散らないなんだよね。しかも沖には仕切堤もあるから、それこそ風速10m以上でも釣りができるらしい。
吉田康雄
「仕切堤って、沖にある消波ブロックのことですか?」
そう思うだろ?でも浜地区のそれは消波ブロックではなく、川から流れ込む汚泥物質をそれ以上広げないための仕切りらしい。仮に消波ブロックであれば石積みとかで造られてるものが多いでしょ。
吉田康雄
「なるほど、そうだったんですか」
霞ヶ浦の園部川、川尻川や北浦の武田川や大円寺川河口にも同じような仕切堤があるらしい。
いずれにしてもジャカゴ護岸と仕切堤のおかげで向かい風の強風下こそ狙いたいポイントが浜地区とのことだから今回はここでやるぜ!山﨑氏も有休を取って応援に駆けつけてくれるみたいだから恩返しを頼むぜ。
吉田康雄
「わかりました。よろしくお願いしまーす!」
次回も「春の霞ヶ浦でエンジョイ」です。
<週刊へらニュースAPC・棚網久/TSURINEWS編>
この記事は『週刊へらニュース』2025年4月4日号に掲載された記事を再編集したものになります。