結婚10年目、奇跡の妊娠から帝王切開で出産【たまひよ 出産体験談】
こんにちは。たまひよONLINE編集部です。
たまひよのアプリ「まいにちのたまひよ」のルームに寄せられたみんなの「出産レポート」から、ルナっ子さんの出産体験談をお届けします。
【出産レポ】
43歳|高齢出産|不妊治療2年(顕微)
37w5d|初産|計画帝王切開
予定日7/28→7/12
□妊娠前より大きな子宮筋腫が複数アリ
→ハイリスク出産受入/NICU完備の総合病院を選定
□身長150cmの低身長+ビッグベビー
→妊娠中期の時点で帝王切開確定へ(本人も希望)
女の子|13:58|3,264g|50.0cm
□総合病院・帝王切開のため、立ち会い不可病院
□NICU完備病院のため手術室へのスマホ持込禁止
写真撮影はデジカメor使い捨てカメラ
※直前で知ったので緊急でデジカメ購入!
スマホ機内モードもダメらしい、不思議!
□手術室の動画撮影も禁止(初の産声撮影できず)
⚫︎検査履歴
・12w|NIPT→陰性
・18w|中期スクリーニング検査
異常なし
・25w|妊娠糖尿病
異常なし
・35w|おりもの検査
異常なし
・妊娠高血圧
検査なし
٭ずっと低血圧気味
●7/11
手術前日(入院1日目)
14:00〜入院
手続きから1時間半くらいの間で尿検査•採血7本分、
NSTやりながら様々な人が入れ替わりで諸々の説明(入院中の流れや支給物など)、剃毛を受ける
17:00までにシャワーを浴びる(基本時間)
18:00に夜ご飯配膳(かなり質素で驚くw)
21:00〜絶食開始(経口補水液を飲むよう指示がある)
24:30
眠れなくてナースコール
預けていた睡眠導入剤(処方済み)ゾルピデムをもらう+ホットアイマスクで本気の睡眠を試みる
4:30
朝一の尿検査をここで実施
7:00水分点滴来る前に病院から渡された前開きパジャマ+産褥パンツに着替える
8:00緊急手術が1本入り、手術時間が遅れる連絡有り
点滴開始や手術待ちぼうけへ…
9:00なんと緊急手術がもう1本入り、さらに後ろへ
さすがに2本追加だからか担当医が直接説明へ
手術時間は9:00→13:00目安で変更へ
午後であれば自分も手術に立ち会えるから、と
それは安心!緊急時は仕方ない〜
9:30水分点滴開始、飲み物は11:30までOKが出る
10:30-11:30テレビ見ながら寝落ち
11:30水分点滴開始、体温・血圧測定、NST開始
12:00まで旦那面会OK出た
時間外のイレギュラー面会、個室でよかったー!
12:00-13:20テレビ見て過ごす
13:20旦那最後の面会
13:30水分点滴つけたまま徒歩で手術室へ移動
⚫︎手術室入室
・担当医とは別に手術担当医と挨拶
・助産師、看護師からの引き継ぎに同席
・手術台へ
前開きパジャマの上に大きなバスタオルで上半身を隠しながら脱がせてくれた(驚き)
手術室に女性しかいないのに(これも驚き)この気遣いに驚いた
※想定は丸裸で手術台へかと思ってた!
下半身もできるだけ数枚のバスタオルを使い、身体を隠しながら海老ポーズで背中を向ける
おなかが大きな状態でのこの姿勢は割とキツイ…
事前説明を受けていた通り、2本の麻酔を順に挿入
個人的な感想で…この1本目がこの手術の一番の痛み
注射嫌いでなく、緊張も恐怖も感じずに入室できたが、ここは想定外の痛さで驚き。人によるのかな…
「うぅ…痛いですぅ」とか言いながら耐えました
その間、身体を抑えてくれる人、手を握っててくれる人がいるので大丈夫。声をかけ続けてくれる人、「痛いよねぇ、あと少しー」とか同調してくれる人もたーーくさんいる、みんな優しいから大丈夫!
保冷剤で下半身から上半身にかけて冷たいと感じるところがどこかのチェックがはじまり、すぐに上半身(胸の下あたり)まで冷たさを感じないことがわかり、尿管カテーテルを挿入される。全く何も感じないので違和感ゼロ。その後、手術開始へ
通院中の麻酔科との事前説明の際、手術工程を知りたい人なので「メス」って言ってくれてOKと伝達していたが、何もなくスタートしており、数分で誕生
おなかから出た瞬間に「オギャー」開始で全員驚き
元気な赤ちゃんですねぇ、と手術台の上から対面
その瞬間から感極まって涙が止まらなくなる。
⚫︎我が子誕生
わたしが手術台に寝て赤ちゃんが見られる位置に赤ちゃん台を設置してくれていたので、誕生から別室に移動するまでの全てを見ることができた
手術台の上のシルバーのライトが自分のおなかを映し出すと思うと見るのが怖かったので、見ずに赤ちゃんだけを見て過ごせた。というか、赤ちゃんから目が離せなかった
誕生から赤ちゃん台で様子を見て、落ち着いてからわたしの顔の横に置いてくれて写真撮影、指やほっぺたに触れさせてくれたり
その後は、赤ちゃんの鼻や口に細い管を何度も出し入れして、不要なものを吸引している様子。その間、赤ちゃんは大泣きしながら慣れない外の様子に耐えている姿を見て、わたしも涙し続けた
なんと誕生から数分でおしっこもしていて「おしっこしました〜シーツ交換しましょう!」と聞こえた。助産師さんたちが「本当に元気な子だねぇ!産まれてすぐにここまで泣いたりおしっこするのはあんまりないよ〜」と
※あとで聞いた話ですが、37wで出産したりすると、若干産声が小さかったりするそうです…ビッグベビーなので大声で泣けたのでは?と
これから縫う作業に入り赤ちゃんは別室へ移動
わたしはこのままでいるか、薬で30分くらいうとうとするか?を問われ、うとうとを選択
薬が効いたらお腹が縫われていた。意識はあるし、会話もできる。痛みを感じずに身体を預けていれは30分の間隔もない間に作業が終わる
⚫︎手術完了、自室へ移動
意識がうとうとしたまま自分の部屋に戻り、ベッドへの移動や着替えも数人で対応してくれた。足に血栓症予防のポンプ、腕に点滴や各種検査用のもの5箇所ほど貼られ身体を休める。この時もおなか腹の痛みはない
自室に戻ってからは15分おきに体温や血圧等のチェックが入り、15分→30分→1時間→2時間…と朝方まで助産師さんが見回りに来て検査してもらった
※この検査は術後1日目まで続くし、熟睡できる日はすぐに来なかったけど、短時間で深い眠りにつくことが何度もあって、疲れてたんだな、赤ちゃんがお腹にいないってこんなゆっくり眠れるんだな、とか…色んな感情を持ちながら深く眠れ不思議な感覚。術後、LINEなどで出産報告したりしてたけど、睡魔でスマホを置いてしまうほど短時間で眠れました(笑)
術後3時間後に水分補給OK、夜ご飯から通常食もOK
麻酔が抜けておらず、いつでも食欲のあったわたしが夜ご飯をほぼ残すほど食べられず…
夜中にお腹が空いたのでウィダーやお菓子を食べた。計画帝王切開は陣痛がないのでウィダーいらないかなと思ったけど、念のためあって正解でした◎翌朝からは完食!
⚫︎麻酔の副作用
麻酔の副作用で身体全体が痒くなる
術後1日目で痒み止めの塗り薬(レスタミン)を出してもらうことに。術後、麻酔が切れる頃には痛み止めの点滴や薬を飲むことができるので(カロナールやロキソニン6時間ごと)ベッドの上では痛みを感じることはありません。おしっこも尿管カテーテルで漏れることなく無意識に出されています◎
⚫︎術後の歩行訓練など
術後1日目からの痛み止め投与されながら歩行訓練、トイレチャレンジ…これは想定通り地獄でした(笑)
ここはみんな共通で通る道だけど、手術よりこっちの方が痛い!基本的にくしゃみ、咳、大笑いしないように過ごすこと
少しでも歩行できるようになったら、ついでにベット周りの片付けや歯磨きをして過ごしました
面会がOKであれば水など水分補給できるものを購入しておいてもらうなどオーダーしておかないと、簡単に買いに行けない身体なので注意
⚫︎バースプラン
総合病院で帝王切開だとバースプランが限られているので、あえて伝えたことのみ記載します!
・手術室での音楽はオルゴール調の音楽をオーダー
具体的に指定しなかったが、「劇的ビフォーアフター」の家ができあがった紹介の音楽が長かった記憶…
・夫が「胎盤を見たい!撮影もして欲しい」と…
カメラにしっかり画像が残っていたし、自室移動後の夫面会中に胎盤を持って来られ、わたしの胎盤と繋がっていた赤ちゃん側の様子の説明を受けていた…わたしは見ませんでした。無理!笑
⚫︎参考)持って行ってよかったもの
□室温計(帝王切開だからかも)
術後は自分が寒い→暑いを繰り返すので部屋の温度や湿度を見ながら冷房を調整した方がいい
気づいたら部屋が20℃以下になっていて、それでも身体が暑いのは変だ!と気づけた!
□ミニ扇風機(帝王切開だからかも)
いらなかった人が多いようですがわたしは必要だった
帝王切開のせいか、体温の変化や歩行訓練で変な汗を掻くことが多く、汗だく時はミニ扇風機必須でした
□除菌ウェットティッシュ
テレビリモコンとか触ってお菓子食べられるかどうか…
部屋に赤ちゃん来てくれると、手を洗うタイミングを失ってるのでアルコールタイプのウェットティッシュは何度も使いました。ベッド近くにあると良い
□ボールペン、メモ用紙
入院してからもサインさせられるもの多い
今日の点滴、注射時間など言われるのでメモしてた
□お菓子(総合病院の場合)
総合病院だったので全館共通
朝昼晩ご飯が8時/12時/18時、消灯が21時…
12時以降の空きが長くつまみが欲しくなる
□ふりかけ(総合病院の場合)
総合病院だからかも…ご飯が質素なため…
⚫︎さいごに
結婚10年目、奇跡の妊娠から帝王切開で出産
不思議な経験をしているような感覚で過ごして来ましたが、無事出産することができ、人生で一番の幸せを感じることができました。
長くなりましたがどなたかの参考になれば幸いです!これからの皆様のご出産が安産でありますように。
●この記事は個人の体験記です。
●記事の内容は2024年7月の情報で、現在と異なる場合があります。