公共施設の民間活用事業「トライアル・ サウンディング」【印旛郡酒々井町】
酒々井町では、公共施設を民間事業者の提案を受けて暫定利用してもらうトライアル・サウンディング事業を進めています。今までにない利用方法で、同町は公共施設を多くの人に親しんでもらう機会になれば、と期待しています。
提案を審査し一定期間の暫定利用
同町は人口減社会の到来や厳しさを増す財政環境の下でも、限られた「資源」を有効に活用して、魅力あるまちづくりを進めています。
その中で公共施設や未利用・低利用の公有地などを効果的・効率的に活用するための公共施設マネジメントに取り組んでいます。
トライアル・サウンディング事業はその一環です。
公共施設の暫定利用を希望する民間事業者の提案を募集して、審査し、一定期間、実際に利用してもらいます。
「トライアル」は暫定利用、「サウンディング」は民間事業者の意見を反映するという意味です。
公共施設を町民や利用者にとって身近で、より親しみやすく魅力ある場所とすることを目指します。
岡山県津山市や茨城県常総市の取り組みなどを参考にしたそうです。
酒々井総合公園、旧相川家で募集中
同事業の第1弾は酒々井総合公園で、期間は2023年12月から25年2月までです。
公園の全体の面積は12.4ヘクタールで、テニスコート、野球場、球技場の他、芝生広場や池などがあります。
駐車場80台分、駐輪場も100台分あります。
今年5月19日に開催された「笑う愛犬との生活教室」では「愛犬と楽しく学ぶコミュニケーション教室」と「ドッグトレーナーと一緒にお散歩会」に、それぞれ16人が参加。
参加費は無料でした。
同教室は、12月8日(日)に、また違った内容で開催予定です。
第2弾は歴史的建造物の旧相川家。
大正時代前期の建物で、材木商の店舗兼住宅でした。
木造2階建て141平方メートル、敷地面積は1882平方メートルです。
文化財価値の高さから18年8月に町登録文化財に指定されると、所有者の相川文子さんから文化財行政に活用してもらいたいと寄付され、以来、同町が管理してきました。
施設利用料は必要ありませんが、利用するために何か物を搬入して搬入物を置く場合の費用や、利用にかかる光熱水道料などは利用者負担となります。
※問い合わせ
電話番号/043-496-1171(代)
酒々井町企画財政課 施設総合管理室