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新宿からJリーグを目指すクリアソン新宿、森村昂太U-15監督が明かす「部活とは異なる体験」

チームナビ

Criacao Shinjuku U-15(クリアソン新宿 U-15)

監督:森村昂太(もりむら・こうた)さん

FC東京のジュニアユースとユースを経て同クラブにトップ昇格。その後、水戸ホーリーホック、ギラヴァンツ北九州、アビスパ福岡、FC町田ゼルビアで活躍。2021年、クリアソン新宿に加入。2023年現役引退、2024年同クラブジュニアユース(U-15)の監督に就任。

ひと目でわかる! チームの特色

●新宿という恵まれた環境とアクセス
●元Jリーガーによる指導
●人間形成を含めた指導

新宿からJリーグ、そして世界一を目指しているクリアソン新宿(JFL)。2021シーズンより設立されたアカデミー組織、クリアソン新宿U-15へ今年2024年に就任された監督の森村昂太さんにインタビューしました。昨年まで同クラブで選手として活躍されていた森村さんの指導方針や、チームの特徴、強みなどを語っていただきます。

現役サッカー選手から指導者へ、難しさを痛感

ー昨年まではプレーヤー、今年から指導する側になられました。

長い間、常に結果を求められるプロの世界にいたこともあり、いざ指導者になってみて、「大切なのは結果だけではない」ということを教える難しさを感じています。

人間性を育てたいというのは絶対的に僕にはあって、でも正直なところ結果も欲しいんです。そのバランスを取るのがすごく難しいですね。

【画像:Criacao Shinjuku U-15(クリアソン新宿 U-15)のチーム詳細】

ですから、僕自身がまだまだ学び続けなければいけないと思っていて、トップチームやU-18のコーチから指導についてのアドバイスをいただいています。

また、2024年からフットボールアドバイザーとして参画した元日本代表DFの森岡隆三さんや、ヘッドオブコーチングである順天堂大学スポーツ健康科学研究科教授の吉村雅文さんにもご相談しながら、指導をしています。

ー森村さんの他に、指導する方はいますか。

インターンのコーチがひとりいます。中学年代のアカデミーはU−13もあり、そちらも2人体制で見ています。あとアシスタントと、曜日によってはインターンのトレーナーもついています。U-15とU-13は一見似たような感じではありますが、成長期で体の特徴が異なるので、カテゴリーに分けて別々に練習をしています。ただ、まだチームが始動したばかりなので、模索中ではあります。

指導もチームの構成も発展途上ではありますが、トップチームと同じ、サッカーの力でより多くの人々に感動を届けたいという気持ちで活動しています。

新宿区に支えられて設立5年目、規模が拡大しています

ー現在のメンバーについて、加入方法と合わせて教えてください。

2024年4月から新たな仲間が加わり、60名弱といった体制での活動になります。これからは練習体験やセレクションを検討しながら仲間たちを集めていきたいと考えています。

新宿区を拠点とし、地域との結びつきを大切にしているのが、クリアソン新宿の魅力です。新宿区のみなさまの支えがあってクラブが成り立っていますので、同区に関わりのある子供たちと一緒に、チームを大きくしていきたいというのがまず根底にあります。

とはいえ、加入資格は同区限定とはしていません。実際に、他の区から来ている子たちもいます。自転車や徒歩、電車などを使って、だいたい30分圏内で通える子が多いですね。サッカーが好きで楽しみたい、地域との関わり合いを大切にしたい、そういう思いの子が入ってくれています。

ー練習時間や試合の頻度、カテゴリー昇格についても教えてください。

週4〜5回、新宿区の落合中央公園をお借りして練習を行っています。練習時間は、平日は19〜21時、土曜は9〜11時です。日曜に練習試合や公式戦があることが多いです。試合数は月平均3〜4になると思います。試合がない日曜は、トレーニングを行います。

まだ前例が少ない状況にはなりますが、U-15からU-18へは、半数近くの選手が昇格します。将来的にはもう少し厳しくなると思います。4月から結構な人数が入ってくるんですね。活動できる数には限度があると思うので、絞らせていただく形になります。

U-18も同じグラウンドで練習を行うので、長い選手ですと約6年間は同じ環境で指導を受けられるというのは、うちの大きな強みだと思います。 学年が上の選手たちも、下の学年に自分の背中を見せなければいけないと自覚ができるというのは、育成的な部分で大事なことだと思います。そういった環境であることは、素晴らしいことだと思いますね。

サッカーだけでなく、人間としての成長も

ーほかに、こちらならではの強みを挙げるとしたら何がありますか。

新宿区の色々な方々に支えられながら運営ができているので、そういった方々と触れ合える、社会とのつながりを持てることですね。

相手の立場になってコミュニケーションを取ることで、サッカーの技術だけでなく、人間的な部分で成長できると思います。こういった社会勉強となる経験を特に重視している点は、他のアカデミーや部活との違いかもしれません。

ー最後にメッセージをお願いします。

クリアソン新宿アカデミーはサッカーは何のためにやるのか、目的意識をしっかり持つということを大事にしています。ただプレーしたい、楽しみたいという気持ちが大きくて、その先のことまで考えきれていない子もたくさんいると思いますが、自分と向き合い、目的を持ってサッカーをやってもらいたいと思います。

サッカーを始め、スポーツで学べることはすごくたくさんあると思います。ぜひ入部して体感してください。

ーJリーグ入りを掲げる社会人クラブの下部組織だけあり、確かな指導と恵まれた環境でサッカーを学ぶことができます。新宿にお近くの方は検討してみてはいかがでしょうか。森村さん、貴重なお話をありがとうございました。

(インタビュー・文 :大草 拓馬)

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