ジュビロ磐田のFW渡辺りょうが見せるエースの自覚「チームを自分の色に染めることが一番」静岡ダービーで重要なことは…
J2磐田の渡辺「エスパルス相手ならやっぱり結果を」
今季からジュビロ磐田の特別な背番号「9」を背負ってプレーする渡辺りょう選手。ジャーメイン良選手が抜けた今、新エースとしての自覚を持って、キャンプ最終日の2月1日、清水エスパルスとの“静岡ダービー”に臨みます。
-清水エスパルスはパスをつなぐようだが、前回(29日の非公開での練習試合の相手)は引いてきた。自分たちがぶれない戦いを続けるには。
「そこの柔軟さは必要だと思っています。自分たちがやろうとするサッカーありきで、相手がどういうサッカーをしてくるかっていう分析もあると思うので。
もちろん監督が示してくれるものでもありますけど、出てる選手が気づいて連係をしていかないと、試合の中で修正していくことができなくなっちゃう。その試合の中でも修正していく力をつけないとダラダラダラダラいって、勝ち点3を取れなかったり、勝ち点1のままで終わってしまったりすることになる。練習試合は残り少ないですけど、よりコミュニケーション取ってやりたい」
-ハッチンソン監督のサッカーはつながりが大事で、面白さも難しさもあると思いますが。
「誰が出るかで変わってきますし、誰とペアを組んでもお互いの良さを発揮できるように、練習からコミュニケーションを取って、いい関係性を築いていかないと、1年通してチームとして(勝ち続けるのは)難しいと思います。誰と組んでもお互いの良さを引き出せるように、ぼく自身は練習中からお互い声を掛け合っていて、いい関係性を築いていきたいと思っています」
-ストライカーにとって、なかなか点が決まらない時もあるが、渡邉選手はそうした時にどうやって対応するか。
「たぶん自分がすごい点を取れてる時、自分が軸のチームになってくると、自然とボールが来たりするんですよ。でも、歯車の一員じゃないですけど、やっぱり自分がそうじゃないと、来たチャンスをものにできなかったり、感覚的に違って決めきれなかったり。ちょっと言葉では難しい部分もあるんですけど。
やっぱりFWなら、そのチームを自分の色に染めることが一番だと思うし、その中でやっぱり競争がありながら、いい関係性を築いていないと、得点っていうのは生まれないと思います。
今は切磋琢磨しながら、いい関係性ができていると思いますし、自分の特徴を出していければと思っています」
-清水戦で、自分自身のテーマは。
「このキャンプを通して、チームとして積み上げてきたものを、まず自分が発揮する。そして、内容もそうですし、練習試合でもやっぱりエスパルス相手だったら結果を取らないといけないと思うので。このキャンプを通じて積み上げてきた成果を、内容と結果でしっかりと示すことができればと思います」