ついにベール脱ぐ日本ハムの「火球男」古林睿煬、母国・台湾からも熱視線の初登板
二軍で3戦3勝、防御率1.72、奪三振率8.62の古林
台湾の「火球男」がついにベールを脱ぐ。日本ハムは23日の楽天戦(エスコンフィールド)に昨オフ獲得した古林睿煬(ぐーりん・るぇやん)を先発マウンドに送る。
台中市出身の23歳右腕は、台湾プロ野球の統一に2018年ドラフト1位で入団。2023年に東京ドームで行われたアジアプロ野球チャンピオンシップのチャイニーズタイペイ代表として日本戦に登板し、6回途中までパーフェクトに抑える好投で注目を集めた。
2024年には防御率1.66で最優秀防御率のタイトルに輝き、台湾のMVPを獲得。オフにポスティングシステムで日本ハムに移籍した。
オーバースローの躍動感あふれるフォームから最速157キロのストレートを投げ下ろし、縦に割れるカーブは鋭く落ちる。イースタン・リーグで3戦3勝、防御率1.72をマークし、奪三振率8.62、被本塁打なしという成績を見ると、もはや二軍レベルでないことは間違いない。
古林の初登板に合わせて台湾からも大挙メディア関係者が来日するなど注目されている。新庄剛志監督就任4年目で頂点を目指す日本ハムにとって、「火球男」の異名を持つ剛腕が先発ローテ入りするような好投を見せれば上積みは極めて大きい。
日本ハムと相性抜群の楽天・瀧中
一方、楽天は瀧中瞭太が先発する。今季は開幕を二軍で迎えたが、初登板となった4月16日のソフトバンク戦で5回1失点と好投。白星をつかんだ。
2021年に10勝を挙げた右腕も最近は目立った成績を残せていないが、昨季の日本ハム戦は2戦2勝、防御率2.08をマーク。2023年も2戦1勝、防御率0.73、2022年も2戦1敗ながら防御率は1.38、2021年は3戦2勝、防御率0.50と日本ハムとの相性は抜群だ。
まだプロ6年目だが、大卒社会人出身のためすでに30歳。古林睿煬の初登板で注目度の高い一戦で存在感を発揮できるか。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
【パ・リーグ】
ロッテ・種市篤暉-西武・菅井信也(ZOZOマリン)
ソフトバンク・上沢直之-オリックス・曽谷龍平(みずほPayPay)
【セ・リーグ】
巨人・山﨑伊織-中日・柳裕也(東京ドーム)
DeNA・A.ジャクソン-阪神・門別啓人(横浜)
広島・大瀬良大地-ヤクルト・石川雅規(マツダスタジアム)
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記事:SPAIA編集部