<義母、借金あるのに?>「義両親はイイ人~」と思いきや……お金にルーズな面がチラリ【まんが】
私はハルカ、30歳です。友達の紹介を通して同い年のシュンスケと出会いました。シュンスケは優しく落ち着いていて、彼となら生涯共に生きていけると感じていました。そんなとき、シュンスケも同じように考えてくれていたようでプロポーズをしてくれたのです。私たちはさっそく結婚へ向けて動き出すことに。シュンスケのご両親に会ったことはありませんでしたが、彼を育てたご両親とならきっと上手くやれると考えていました。しかしお金をめぐって、思わぬ状況になってしまい……?
私の両親への挨拶は無事に済み、次はシュンスケのご両親のところへ。両家への挨拶をしたあと、私とシュンスケは本格的に結婚へ向けての準備をはじめることにしました。
休日にシュンスケのアパートで、これからの生活やお金の使い方について考えます。
シュンスケが、私とほぼ同じ額の貯金だと知ったときは正直、驚きました。予想していたより少ないと感じたからです。というのも、シュンスケの勤めている会社は大きなところで、私の勤務先より給与もボーナスも多いはずなのです。
しかし、事情を聞くと義両親にお金を貸しているということでした。その額なんと300万円!
シュンスケのご両親は彼とは違うタイプでした。 シュンスケは落ち着いていますが、ご両親は明るくざっくばらんな印象。でもいい人たちでした。
互いの両親から結婚の承諾をもらった私たちは、結婚式や新生活に必要なお金のことを考えます。 そのときにシュンスケの貯金が200万ほどであることを知りました。 正直思っていたより少なかったです。 でもその理由がご両親にお金を貸しているからだと知りました。 そのとき私は、返してもらえるならとくに問題ないと思っていたのです。
初孫の誕生で義母孫フィーバー!出産祝いは全部ブランド品?
私とシュンスケが結婚する前、まだ子どもがいなかったシュンスケの妹リナさん。その後妊娠していたことがわかり、この度出産したのです。
リナさんが退院し、少し落ち着いてからの週末、私とシュンスケは出産のお祝いを渡しに義実家へいきました。
「なにかベビーグッズを買うのに使ってもらえたら嬉しいです」
私たちはそう言って、リナさんに出産祝いとしてお金を渡しました。
「何を買おうかな~もう結構お母さんたちに買ってもらっててね」というリナさん。たしかに抱っこ紐に、ベビーカー、チャイルドシートまですでに揃っていました。しかもすべて高級ラインのものばかり……!
シュンスケの妹のリナさんに、娘のルカちゃんが生まれました。 ルカちゃんはとても可愛く、義両親ともにメロメロ。 その様子を私は微笑ましく見ていたのですが……。 出産祝いとして義両親からプレゼントしてもらったものをリナさんが見せてくれたところ、どれも高級品ばかり。 あれ? 義両親はシュンスケに借金をしていて、それをまだ返していないはず。 それなのに高価な贈り物をいくつもあげるなんて……。私はモヤモヤしてしまうのでした。
月の返済額は?夫に聞くも「わからない」踏み倒される予感……
義両親の家から帰ってきたのち、私は迷いつつも思っていたことをシュンスケにぶつけてみました。
「シュンスケに借金があるのに、リナさんには高級なものをあげるなんておかしくない? 返済計画はどうなっているのかな?」
という私の質問に対するシュンスケの答えは……。
「わからない」
でした。いったい、それ、どういうこと?
お金を貸している相手が両親とはいえ、正直お金の管理が甘いなと感じました。
私は冷静に、言葉を選びながら慎重に……シュンスケに話をしました。私たちのこれからの人生設計のためにももう少し真剣に考えてほしいと。
義実家から帰宅したあと、義父たちが孫にあげていたプレゼントの値段について、シュンスケに話をしました。 私は迷いつつも、借金があるのに高価なプレゼントをいくつも孫にあげるのはおかしいと話します。 そこで義父たちが借金返済のためにどのくらいのお金を貯めているのか、シュンスケが把握していないことを知りました。 今どのくらいお金があるのか、いつまでに返してくれるのか義父たちに確認すべきだと、私はシュンスケを説得するのでした。
貯めてなかった義母「お父さんには内緒で!」言い分に呆れる
突然の義母の訪問。これは借金の返済について聞くいい機会だと感じました。シュンスケも同じように思ったようです。
借金の話になった途端、義母の顔がこわばりました。
お金を貸したのは数年前……それにも関わらず、50万円程度しか貯めていなかったのです。
「物入りって、リナの出産祝いとか? 細かいこと言いたくないけどさ。高級なものばかりらしいじゃん。それだけ余裕があるなら、その分を借金の返済に回してくれよ」
私は心のなかで「よく言った……!」とガッツポーズ。
シュンスケはこの件に関して弱気だったのに、はっきりと義母に伝えてくれたことに心の中で拍手を送ります。
借金をどう返済するつもりか義両親に確認したほうがいいという私の話を、シュンスケは聞いてくれました。 翌日、義母が家に遊びに来たので、いい機会だとシュンスケが話をしました。 義母によると、借金を返すためのお金は50万ほどしか貯まっていないとのこと。 義父は家計を把握しておらず、リナさんの出産祝いに義母が大金を使ったことは知らないそうです。 「お金が貯まっていないこと、出産祝いで使った金額のことはお父さんに話さないで」と義母は私たちに泣きつくのでした。
突然ピンポ~ン⇒義父登場!義両親との今後の付き合いは……?
義母には、月5万円を貯めるようにお願いしました。額について少し渋っていた義母でしたが、私たちの家族計画のためにも……と話すと、がんばってみると言ってもらえました。
これでひとまず安心……と思った矢先にもう一波乱……。
なんと、今回の一件についてなにも知らないはずの義父が、義母と一緒にうちに訪問してきたのです。2人ともとてもばつが悪そうな顔をして。
玄関のチャイムがなり出てみると、そこには義両親が神妙な顔で玄関前に立っていました。義父まで家に来るのは珍しいことなのです。
いつも明るい義父が深刻な様子で口を開きました。
「借金のこと、本当に悪かった」
義父には内緒にしてほしいという義母の希望だったので、私たちはこのことを義父が知ったことに驚きました。
借金返済用のお金が貯まっていないことを、義母が自ら義父に話してしまい、2人が謝りに来ました。 お金のことについて義父には言わない予定でした。 でも義母が明かしてしまいかえってよかったのかもしれません。 お金の使い方について義両親が互いに気をつけられるから。 結婚前に夫が義両親に貸していたお金。 自分が口を出していいものか迷いもありました。 しかしきちんと返済してもらう道筋をつけることができましたし、解決するために義両親と話したほうがいいと夫を説得してよかったと思っています。